SikuliXで環境変数を使うと、端末による環境の違いをクッションすることができますし、端末内での環境の変化時もプログラムを修正せずに対応することができるようになります。
こんにちは。完全自動化研究所の小佐井です。
環境変数を使いこなせると本格的なロボの開発に一歩近づきますね。
さっそく、解説していきます。
使用できる環境変数のリストを取得する
いま、SikuliXがインストールされているパソコン端末で使える環境変数を一覧にしてみましょう。
# -*- coding: utf-8
import os
for env in os.environ:
print env
print '==================================='
結果は、下図のようになります。
RPAシステムでよく使っている環境変数
この環境変数の中で、プログラムでよく使う変数を3つ挙げます。
※)Windowsを対象に書いています。
USERPROFILE
ユーザープロファイル:OSのユーザーの設定情報や保存ファイルなどを一か所にまとめたもの。
print os.environ['USERPROFILE']
----------------------------------
C:\Users\ユーザー名
※)—–の下は実行結果の例を表記しています。
WINDIR
Windowsの本体となるファイルが置いてある場所。
print os.environ['WINDIR']
----------------------------------
C:\Windows
※)—–の下は実行結果の例を表記しています。
SIKULIX_HOME
SikuliXがインストールされたフォルダ名。
print os.environ['SIKULIX_HOME']
----------------------------------
C:\RPA
※)—–の下は実行結果の例を表記しています。
まとめ
環境変数を使えば、直接パスを記述しているよりも、メンテナンスや端末移行が楽になりますね!
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