オープンソースRPAシステムのETL部分を実装するのはPentahoというツールです。Pentahoのインストールを行います。
1.前提条件
OSはWindows7、Windows8、Windows10を想定しています。
Java7またはJava8をインストールしておいて下さい。Javaの最新バージョンは(https://www.java.com/ja/)からダウンロードできます。
2.ダウンロード
2019年1月ではPentahoの最新バージョンは7.1です。
RPAシステムで検証しているバージョンは6.0です。
■Hitachi Vantara | Pentaho
https://sourceforge.net/projects/pentaho/files/Data%20Integration/6.0/
pdi-ce-6.0.1.0-386.zipをダウンロードして、任意の場所に保存してください。任意の場所に保存してください。
3.インストール
Cドライブの直下に「pentaho」というフォルダを作ってください。
ダウンロードしてきたzipファイルを解凍すると、「data-integration」というフォルダが入っているので、これをC:¥pentahoに移動してください(図1)。
インストールはこれで完了です。
図1:Pentahoのインストール
4.起動
C:¥pentaho¥data-integrationの下に多くのファイルがあります。その中のSpoon.batというファイルが、ETLを起動させるバッチです(図2)。
図2:pentaho 直下のファイル
spoon.batをダブルクリックして図3の画面が立ち上がれば成功です(WindowsDefenderのファイアーウォールにブロックされる場合は、「プライベートネット
ワーク…」と「パブリック…」にチェックを入れて「アクセスを許可」をクリックしてください)。
立ち上がらない時はJava のパスが通っていない可能性があります。パスを通す最も確実な方法はコンピュータの環境変数「PENTAHO_JAVA_HOME」にjava.exe(javaw.exe)へのフルパスを指定する方法です。その他にPentaho 専用のJAVAを持たせる方法もあります。「data-integration」フォルダ内にjava やjre という名前でJava のランタイムを入れておきます。
図3:Pentahoの初期画面
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