RPAはパソコンでできる作業は何でも自動化できます。しかし、それがゆえの悲劇がおこります。

ECサイトの売上を基幹システムに自動計上するRPAシナリオを作成したら、実はサイトごとに締め日が違っていたため、ECの入金額と合わなくなってしまった。自動化する前は、担当者が調整していたようだ。

このようなトラブルが起きがちです。最悪の場合は、会計処理や財務報告に問題が生じることもあり得ます。

1.自動化範囲の認識不足

業務は互いに連携しています。しかし、業務の繋がりを深く理解している従業員は一人握りです。

RPAシナリオを開発する担当者が、自動化を依頼してきた部署の意見だけを聞いて開発すると、想定外のトラブルを起こすこともあります。

例1営業部の売上計上入力を自動化したら、経理部に管理する入金金額と合わなくなった。

例2商品部が発注を自動化したら、在庫金額が膨れ上がった。

自動化の影響範囲を見誤らないことが大事です。

2.業務ルールの把握不足

業務について把握しているつもりでRPAシナリオを開発したら、知らないルールがあったというケースがあります。

なぜヒアリングのときに把握できなかったのでしょうか。

実務者は自部署の仕事は「常識」だと思っており、あえて説明しない場合が多いからです。

業務をヒアリングして自動化するだけでは、実務担当者の言うままになって落とし穴にはまります。

これをヒアリングで拾いきれるだけの業務知識と業務分析スキルがRPA開発者には必要です。

業務スキルとITスキルを併せ持つRPA担当者を据えることが成功への近道となります。

 

RPAの3つの落とし穴RPAのせいで現場が混乱する>RPAが想定外のトラブルを引き起こす