「RPAの技術はある程度身に付けたが、業務の自動化ができない。」と悩んでいるRPAエンジニアに向けて、僕が『業務分析に役立ったな』と自信をもって進められる本をご紹介します。

業務分析を身に付け業務を可視化(図式化・見える化)することで客観的に業務を把握することができます。

それではどうぞ!

僕の信頼性
こさい
こさい

完全自動化研究所の小佐井です

1) IT歴25年超。開発から業務改善まで幅広く経験してきました
2) 複数の企業においてRPAのコンサルティングを行っています
3) RPA関連の書籍を5冊出版しています

  1. オープンソースで作る!RPAシステム開発入門
  2. 実務者のための失敗しないRPAシナリオ設計入門
  3. UiPath業務自動化最強レシピ
  4. WinActor業務自動化最強レシピ
  5. Power Automate for desktop業務自動化最強レシピ

業務分析に役立った本3選

ビジネスプロセスの教科書―アイデアを「実行力」に転換する方法

RPAの現場で必要な知識は「ビジネスモデル」よりも「ビジネスプロセス」です。そして、このビジネスプロセスの知識がない人が多いのが現状ですね。

経営層や営業の方は「ビジネスモデル」は大好きです。新しい商売やマーケティングをわいわいと議論します。ビジネスモデルやビジネスコンセプトの本も良く売れていますね。

一方、実務者は経営層が決めたビジネスモデルを実現するため日夜がんばります。

しかし、仕入先や得意先とのやり取りに必要な伝票の仕様、販売管理システムへのデータ入力のルール、などなどはほとんど決まっていません。このため、悪気は全く無くても結果的に属人化された業務がはびこり、ムダが多く、残業が増え、利益が上がりません。どこでもよく聞く話ですよね。

これは「ビジネスモデル」と「実務」の中間の「ビジネスプロセス」が構築されていないからです。

まず、「ビジネスプロセス」というものがあるのだ、ということを認識するだけでも、この本の価値があります。

ビジネスプロセスの教科書 山本政樹

販売管理システムで学ぶモデリング講座 

業務を「オペレーション(作業)」と捉えている人が大半ですが、業務は「データの流れ」と「データを加工するプロセス」で捉えるというのがITでの業務の捉え方です。

ITでの捉え方をすることで、はじめて業務を自動化したり、効率化したりすることが可能となるのです。

「販売管理システムで学ぶモデリング講座 」は販売管理システムを実際に設計できるレベルで解説している書籍です。

システム開発に興味が無くても、ITでの業務の捉え方が明確になりますし、「データ」で業務が成り立っていることがわかり、オペレーション派の方にはパラダイムシフトとなるでしょう。

業務分析の役に立つデータフロー図の描き方も、とても参考になります。

2008年発売ですがいまだに売れているようです。卸業の販売管理システムを題材としており、会計知識、業務知識、データベース設計を連携させて学べます。

著者が開発したモデリングツールをダウンロードして使ってみることで、深く理解できます。

私も書籍を参考にし、当時勤めていた小売業の販売管理システムをモデリングしてみました。

実際にシステムを開発したわけではありませんが、業務の流れ、システム内の動き、会計との連動が詳細に理解することができるようになりました。

モデリングツールは今も利用させていただいています。

この著者の書籍は他にもありますが、どれも非常に勉強になります。

販売管理システムで学ぶモデリング口座 渡辺幸三

業務改革、見える化のための業務フローの描き方

BPMN(Business Process Model and Notation)という業務フローの表記法の解説書です。

実際の業務を例に分かりやすく解説してありますので、すぐに使うことができます。

私の著書でも業務フローはBPMNで記述しています。また、この記述法をRPAシステムのフローにも応用しています。

ビジネスプロセスが分かり、業務フローが実際に描けるとPRAは確実にできるようになります。あとはただの開発技術の話になるからです。

もし、RPA技術があなたに足りないのなら技術者や外部業者にお願いすればいいのです。

業務改革、見える化のための業務フローの描き方

まとめ

業務分析に役立った本として、

をご紹介しました。

RPAの設計についても解説しているので、業務分析ができるようになった方は、以下の記事も併せてお読みください。


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