

こんにちは。完全自動化研究所の小佐井です。
・UiPath Studio Community Editionをインストールしたら最初にすること
「UiPath Studioをインストールしたものの何から始めたらいいのか、まったくわからない……」とさっそく挫折しかけているUiPath超初心者の方、まず最初に何をしたらいいのか知りたいですよね?
私もそうだったから、よくわかります。
ここの記事ではUiPath Studioの使い方を理解できるように、UiPath超初心者の方がUiPath Studioを始めて触った日に何をすればいいのかを図を使ってわかりやすく解説しています。
すごくカンタンなので、5分あれば操作は完了しますよ。
1) IT歴20年。開発から業務改善まで幅広く経験してきました
2) 複数の企業において2016年からRPA内製化をサポートしています
3) RPA関連の書籍を4冊出版しています
・重要な用語を覚えられる
・UiPath Studioの終了方法がわかる
・UiPathが怖くないことがわかる
UiPath Studio:バージョン2022.4.3 Community License
まだ無償で使えるUiPath Studio Community Editionをインストールしていない方は、この記事からお読みください。
それでは、本文をお読みください!
目次
初心者向けUiPath Studioの使い方【5分でできる最初の一歩】
3つのパートに分けて解説します。「1. プロジェクトを作成しよう」「2. UiPath Studioのツアーをしよう」「3. UiPath Studioを閉じてみよう」の3つだけですので、気軽にはじめてください。
プロジェクトを作成しよう
STEP1 UiPath Studioを起動する
UiPath Community Editionをインストールするには【無料RPAツール】を読んでUiPath Studioをインストールした方はすでに図1の画面が表示されているはずです([UiPath Studioへようこそ]画面が表示されている場合は閉じてください)。
UiPath Studioが起動していない方は、デスクトップ画面のタスクバーにある検索機能に「uipath studio」と入力し、UiPath Studioを探し出してクリックしてください。
UiPath Studio Community Editionが起動します(図1)。
図1:UiPath Studio Community Editionが起動
ゆっくり画面を見てみましょう。図2の画面を[ホーム]画面と呼びます。[ホーム]画面は3つの部分から構成されていることがわかります。正確言うと、この画面はタブ(図2❶)で[スタート]が選択されているので、[ホーム]画面の[スタート]タブです。
タブ(図2❶)には8個のメニューが見えます。[ツール][テンプレート][チーム][設定][ヘルプ]などが見えますが、今のこの詳細は知らなくてOKです。
図2の❷[新規プロジェクト]と❸[テンプレートから新規作成]も「こういうのがあるんだなぁ」くらいに思っておいてください。
図2:[ホーム]画面の要素
STEP2 [プロセス]をクリックする
では新しい「プロジェクト」を作りましょう。この「プロジェクト」という用語は覚えておきましょう。プロジェクトが1つの自動化の単位となります。そのうちプロジェクトが何なのかは理解できていくので、今はあまり難しく考えず先に進みましょう。
[プロセス]をクリックしてください(図3)。
図3:[プロセス]のクリック
[新しい空のプロセス]画面が起動しましたね(図4)。
図4:[新しい空のプロセス]画面
STEP3 プロジェクト名を入力する
[新しい空のプロセス]画面の[名前]に「TestProject」と入力して(図5❶)、[作成]をクリックしてください(図5❷)。
[場所]や[説明]は今のところ気にする必要はありません。[説明]は後で修正することもできます。[言語]も「VB」のままでOKです。VBは「Visual Basic」のことで、プログラミング言語の1つです。
図5:プロジェクト名を入力
[作成]をクリックして、しばらくするとUiPath Studioの画面が変わり、[デザイン]リボンと各種パネルが表示されます(図6)。[デザイン]リボンは画面上部のアイコンがたくさん並んでいる部分のことです。Excelを使っている方は「リボン」には慣れていますね。
リボンの下を見ると細かいアイコンやボックスがたくさんあって、ギョッとするのではないでしょうか。「こんなの使いこなせるかな?」と構えてしまいますね。
でも安心してください。そのうち慣れますし、当分の間使わないボタンや機能もたくさんあります。ここでは眺める程度でOKです。
図6:[デザイン]リボンと各種パネル
これで「プロジェクトを作成しよう」は終了です。

UiPath Studioのツアーをしよう
UiPath Studioで新規プロジェクトが作成できたので、次にちょこちょこ触ってみましょう。
STEP1 [ホーム]をクリックする
現在開いているのは[デザイン]タブです。その左側にある[ホーム]をクリックしてください(図7)。
図7:[ホーム]をクリック
[ホーム]画面が表示されます(図8)。この画面は「1. プロジェクトを作成しよう」の最初で開いていましたね。
よく見てください。[最近使用したプロジェクトを開く]に作成したばかりの「TestProject」が追加されています。今後、このプロジェクトを開く場合、この「TestProject」をクリックすればいいということです。
図8:[ホーム]画面
STEP2 [←](矢印アイコン)をクリックする
矢印アイコンをクリックしてください(図9)。この矢印アイコンもプロジェクトを作成したことによって、表示されるようになりました。
図9:矢印アイコンをクリック
[デザイン]リボンと各種パネルが表示された画面に戻ります(図10)。なんだか、この画面にも慣れてきた感じがしませんか? 見慣れてきたところで少し画面構成も眺めてみましょう。3つのパネルが見えます。
[アクティビティ]パネル(図10❶)には自動化の部品となる「アクティビティ」がフォルダー分けされて格納されています。
[デザイナー]パネル(図10❷)で自動化の手順を記述することになります。自動化の手順のことをUiPathでは「ワークフロー」と呼びます。[オブジェクトリポジトリ]パネル(図10❸)はあまり使う機会が無いので、ここでは覚えておかなくてOKです。
「アクティビティ」と「ワークフロー」という用語はとても重要なので、覚えてください。
図10:[デザイン]リボンと各種パネル
STEP3 [デバッグ]をクリックする
次に[デバッグ]をクリックしてください。[デバッグ]リボンが表示されます(図11)。なんだか難しそうなアイコンが並んでいますが、すぐには使わないものがほとんでです。
デバッグという言葉だけは覚えておきましょう。デバッグとはプログラムの誤りを特定して、修正する作業のことです。本番運用する前にしっかりとデバッグしておくことで、エラーの少ない自動化が実現できます。
この[デバッグ]リボンは、そのデバッグを行うために使う機能が格納されています。
図11:[デバッグ]リボン
これで「UiPath Studioのツアーをしよう」は終了です。


UiPath Studioを閉じてみよう
UiPath Studioを触ってみたので、プロジェクトを閉じて、UiPath Studio自体も閉じてみましょう。
STEP1 [ホーム]をクリックする
またまた、[ホーム]をクリックしてください(図12)。
図12:[ホーム]をクリック
[ホーム]画面の[閉じる]をクリックすると(図13)、プロジェクトが閉じます。
図13:[閉じる]をクリック
STEP2 [閉じる]をクリックする
次はUIPath Studio自体を閉じましょう。右上の[閉じる](×ボタン)をクリックしてください(図14)。
図14:[閉じる]をクリック
UIPath Studioが終了しましたね。これで最初の一歩は完了です。


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本記事でUiPath Studioを触ってみたので、次はワークフローを作ってみましょう!
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