

こんにちは。完全自動化研究所の小佐井です。
この記事はUiPath StudioをインストールしたUiPath超初心者の方で、以下の記事を読み終わっていることを前提にして書いています。
「UiPath Studioの基本的な使い方はわかったから、次は何をすればいいの?」と思っていますよね?
それならば、UiPath Studioの使い方に慣れるために超簡単なワークフローを作ってみましょう。
すごくカンタンなので、10分あれば操作は完了しますよ。
1) IT歴20年。開発から業務改善まで幅広く経験してきました
2) 複数の企業において2016年からRPA内製化をサポートしています
3) RPA関連の書籍を4冊出版しています
・重要な用語を覚えられる
UiPath Studio:バージョン2022.4.3 Community License
それでは、本文をお読みください!
目次
超初心者向け!UiPath Studioで作る初めてのワークフロー
プロジェクトを開く
UiPath Studioを起動して、[最近使用したプロジェクトを開く]の中から[TestProject]をクリックしてください。プロジェクト[TestProject]は超初心者向け!UiPath Studioの使い方【5分でできる最初の一歩】 で作成したものです。
図1:UiPath Studioの起動
[デザイン]リボン(図2❶)と各種パネルが表示されます。
[アクティビティ]パネル(図2❷)には自動化の部品となる「アクティビティ」がフォルダー分けされて格納されています。
[デザイナー]パネル(図2❸)で自動化の手順を記述することになります。自動化の手順のことをUiPathでは「ワークフロー」と呼びます。[オブジェクトリポジトリ]パネル(図2❹)はあまり使う機会が無いので、ここでは覚えておかなくてOKです。
図2:[デザイン]リボンと各種パネル

ワークフローを作成しよう
STEP1 [Main ワークフローを開く]をクリックする
[デザイナー]パネル内の[Main ワークフローを開く]をクリックしてください(図3)。
図3:[Main ワークフローを開く]をクリック
[デザイナー]パネル内にMainワークフローが開きます(図4)。
図4:Main ワークフローが開く
STEP2 [メッセージボックス]アクティビティを追加する
[アクティビティ]パネルの[アクティビティを検索]に[メッセージボックス]と入力してください[メッセージボックス]アクティビティが見つかります(図5)。
図5:「アクティビティを検索」に「メッセージボックス」と入力
[メッセージボックス]アクティビティをMainワークフローの[+]マークにドラッグ&ドロップしてください(図6)。
図6:[メッセージボックス]アクティビティをドラッグ&ドロップ
[メッセージボックス]アクティビティが追加されます。[メッセージボックス]アクティビティにはエラーマークが付いています。もう一つ確認してください。[シーケンス]アクティビティが自動的に追加されており、警告マークが付いています(図7)。
[メッセージボックス]アクティビティの[テキスト]は必須入力項目なのでエラーが出ています。次のSTEPで解消します。
図7:[メッセージボックス]アクティビティの追加
STEP3 [テキスト]に「”TestProject”」と入力する
[メッセージボックス]アクティビティの[テキスト]に「”TestProject”」と入力してください。必ずテキスト(文字列)はダブルクォーテーション(”)で囲んでください。
入力し終わったら[Enter]キーを押してください(図8)。
図8:[テキスト]に「”TestProject”」と入力
[メッセージボックス]アクティビティのエラーマークが消えているのがわかります。[シーケンス]アクティビティの警告マークも消えました(図9)。
図9:[メッセージボックス]アクティビティのエラーマークが消えている


ワークフローを実行しよう

STEP1 [ファイルをデバッグ]をクリックする
[デザイナー]リボン内の[ファイルをデバッグ]をクリックしてください(図10)。
図10:[ファイルをデバッグ]をクリック
STEP2 [OK]をクリックする
ワークフローが実行されて、メッセージボックスが表示されます。メッセージボックス内に「TestProject」と表示されていますね。[メッセージボックス]アクティビティの設定通りです。
メッセージボックスの[OK]をクリックしてください(図11)。
ワークフローの実行が終了します。
図11:[OK]をクリック


ワークフローを保存しよう
ワークフローを保存して、Mainワークフローに対して行った変更が消えないようにしましょう。
[デザイナー]リボン内の[保存]をクリックしてください(図12)。こまめに保存して、せっかくの作業がムダにならないように気を付けてくださいね。
図12:[保存]をクリック

まとめ
この記事では、とてもカンタンなワークフローを作成して、実行しました。物足りないくらいに感じていただけたら、成功です。

まだ、自動化のイメージは湧いていないかもしれませんね。
でも、ここまで基本がわかったら最初のステージはクリアできたのです。なぜなら、ワークフローの基本的な作り方はどんな自動化になっても同じだからです。図13をよく読んで今回のワークフロー作成を振り返ってください。
図13:ワークフローの基本的な作り方
ここまでついてこれた方は、本を読んだり、多少難しいワークフロー作成の記事を読んでも解釈できると思います。
本格的にUiPathの知識を身に付けたい方は、ぜひ私の著書をお読みください。
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本記事ではアクティビティをワークフローに追加しましたが、「レコーディング機能」を使って自動的にアクティビティを追加する方法を解説しています。
本記事の前に読んでください。
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