記事の抜粋

マイクロソフトによれば、パワープラットフォームを月1回以上使う開発者の数は2年で2倍に増えて700万人に達した。売り上げ規模も3月までの1年間で20億ドル(約2600億円)を超え、前年と比べて72%伸びた

背景にあるのがローコードや、プログラミングを全く必要としない「ノーコード」と呼ばれる開発手法への関心の高まりだ。デジタル技術を使って業務を刷新する動きは世界の企業で広がっているが、エンジニアの数には限りがある。日本も同様で、総務省がまとめた21年の情報通信白書によると、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める際の課題で全体の5割が「人材不足」を挙げている。

そこでプログラミングの知識が乏しい事業部門の人材でもアプリなどを簡単に作れるサービスへの需要が増えている。新型コロナウイルスの流行を経て在宅勤務が広がったことで、紙や対面での意思疎通に頼っていた業務プロセスを見直す必要性も強まった。

流行りは繰り返される

ここからは私の意見です。

私はIT業界に25年以上いますが、その間、ローコード、ノーコードが流行ったのは1度や2度ではありません。設計図を描くだけでJavaのソースが自動生成できるツールなども流行りました。

ローコード、ノーコードツールのデメリットは「かゆいところに手が届きにくい」ことです。

かゆいところまで手を届かせようとすると、普通のプログラミングよりはるかに難解な仕組みを理解しないと対処できないのが普通です。

そのため最終的には「プロによる仕上げ」に依存してしまうことになります。

プロからしたら、「最初からプログラミングした方が、はるかにわかりやすい」と思ってしまい、ノーコードツールは捨てられてしまいます。

このループは何度も繰り返されてきました。

結論、やはり基本が大事

近年のローコードツール(例えば、RPAもそうです)は、非常に使いやすいし、よくできていると思います。また、IT人員の不足をローコードツールで補おうとする動きも肌で感じています。

しかし、やみくもにローコードツールを導入するだけでは、かつてのループを繰り返すだけですので、次の2点を大事にしてほしいと思っています。

  1. プログラミングの基礎を理解すること
  2. ツールの特性をよく理解して、使う場所を限定すること

この2点を守ることで、ローコード、ノーコードツールを有効に活用することができるのではないでしょうか。