代表者プロフィール

こんにちは。完全自動化研究所の小佐井です。

自己紹介に関する情報をまとめました。

過去の経歴

新卒で派遣プログラマ→過酷な現場を経験→企業の情シスに転職→ダウン症の子供のために自由な時間が必要となり独立→(株)完全自動化研究所設立→RPAによる業務自動化の書籍を5冊上梓。

概要は上記の通りです。

いまはRPA関係の書籍を5冊出版し、RPAのトレーニングや内製化サービスを提供していますが、そこに至るまでの経歴を少し語らせていただきます。

「どんな人なんだろう?」と思われた方は、お付き合いください。

プロフィール

株式会社完全自動化研究所代表取締役社長。ITエンジニア歴25年。福岡県出身。京都工芸繊維大学同大学院修了。趣味:ディキャンプ

中学時代にプログラミングを独習
1980年代後半、まだパソコンが珍しかった中学時代、MSXという機種を買ってもらい、簡単なゲームなどをプログラミングして遊んでいました。まだモニターすらないのでテレビにつないで使う機械でした。モノづくりの喜びとプログラミングした通りに正確かつ高速に動作する能力を扱える万能感にはまり、「パソコンを使えば、未来は楽しく豊かになるだろう」という漠然としたイメージを持っていました。

無職、ニューヨークに行く
高校以降はパソコンを離れ、大学ではデザイン工学を学んでいました。大学院修了後、就職せずにニューヨークの大学に通っている友人の家に遊びに行き、そこで再びパソコンとインターネットに触れて、興味が再燃しました。アメリカでは定額でつなぎ放題(電話回線)でした。ITの浸透度も日本より10年は進んでいたかもしれません。当時使っていたOSはWindows98。まだまだいじるところがたくさんあって、壊しても再インストールすればいい、という感じで、この新しいおもちゃに夢中になりました。

過酷な派遣プログラマー時代
帰国後、どこでもいいのでプログラミングを仕事にできる会社を探し、最初に決まった会社に入社。今でいうSES(システムエンジニアリングサービス)の会社です。常駐プログラマーとして、複数の会社に派遣されて開発を経験しました。半導体工場の金型管理、自動車工場の品質保証部、スーパーのPOSシステム開発、電気会社のシステムなど。当然、プログラミングの基礎もわずかしか理解してませんし、ましてやシステム開発など知らないので、残業200時間近いデスマーチになった案件もありました。プログラミングも設計もすべて独学です。一人で派遣されるので教えてくれる人など誰もいない状況でした。

SE、PLになる
2年目には営業SEも兼ねつつ、受託開発センターの立ち上げにも参画し、東京、神奈川、福岡などいろいろな場所、いろいろな案件にかかわりました。営業SEとして提案・見積した案件もたくさんありました。短い期間で過酷な現場を何件も回ったおかげで、4年も経つと受託開発のプロジェクトリーダーを任されるようになりました。

某大手パチンコホールに転職するも…
そんな中で某大手パチンコホールの売上分析システムの受託開発を担当したことから、その会社の情報システム部に転職することになりました。そこでは、あまりに働きすぎて記憶はほとんどありません。定時くらいまではトラブル対応に追われ、自分の仕事をその後やって、仮眠してパチンコホールが閉まったあと集計作業を夜中までやって、居酒屋で4時頃まで飲んで、仮眠室で寝る…起きたらまた働く、という暮らしだったような……。

小売企業に転職
その後、小売企業に転職し、社内開発、業務改善、店舗IT機器設定、システム管理まで幅広く行ってきました。売上分析システムを開発したり、Excelマクロで発注サポートシステム、棚卸システム、人事360度評価システム等を開発して運用していました。

フリーランスとして独立
2010年、息子がダウン症で病気がちであったため自由な時間が必要となりフリーランスとして独立しました。独立後はいくつかの会社様と契約し、BIシステム構築や業務自動化、データ分析からの提案(今でいうデータサイエンティストみたいな職)に携わってきました。大手システム企業と協業し、サービスを構築して運用も行っていました。どの仕事においても、ずっと見張っていなくても問題なく運用できる状態を作ること、つまり「自動化すること」が、僕の生活が回っていくためには必要なことでした。現在、自動化を仕事の主軸としていますが、必然的な流れです。

完全自動化研究所設立
2016年にRPAに出会って、「いろいろな手法で自動化してきたけど、これはデスクトップ画面の操作までできるから完全自動化が実現できる!しかし、絶対にプログラミングの知識が必要だ。だから自分の強みが生かせる」と確信し、2017年に(株)完全自動化研究所を設立。僕の顧客企業内で自動化に取り組みました。その時、後にRPAブームが来るとは思っていませんでした。

DAF理論(クリックで解説記事に飛びます)

本を書く
2018年頃からRPAブームは来たものの「RPAは誰でも簡単にできる」というセールストークにあおられ、RPAを導入したものの使えない人の話を聞くようになりました。正しいRPAの活用法を世間に伝えなければならない!ということで、お客様内の自動化チームに完全自動化手法を教えるために作ったドキュメントがあったので、これをホームページで公開しました。「子供の頃考えていた未来と反対に、多くの人がパソコンに時間を奪われている現状はナンセンスだ。少しでも改善したい」という気持ちも強かったですね。すると、翔泳社様が見てくれて、2018年12月「オープンソースで作る!RPAシステム開発入門」(翔泳社)を上梓することができました。それ以来、RPAによる業務自動化の書籍を計5冊上梓させていただきました。

Twitterで情報発信も行っています(RPA関連の情報が知りたい人におすすめのTwitterアカウント15選に選ばれました)。このWebサイトをきっかけに、お問い合わせもいただき、現在は複数企業に対してRPA開発支援、ITコンサル等を行っています。

主な開発・活動実績
車両メーカー品質管理システム導入、車両メーカー現品管理システム開発、半導体工場金型リサイクルシステム開発、遊技盤管理システム開発、遊技場運営会社売上分析システム開発、小売チェーン店発注書自動作成システム開発、小売チェーン店棚卸システム開発、小売チェーン店360度人事考課システム開発、小売チェーン店在庫移動発注システム開発、小売業向けBI導入など

主な自動化実績
小売チェーン店営業日報作成配信、食雑貨チェーン店営業日報作成配信、複数ECサイト受注集計表作成配信、ECパスワード変更、EC出荷報告、食雑貨チェーン店ロス分析週報、食雑貨チェーン店発注書作成、食雑貨チェーン店賞味期限アラート、基幹システムBI連携、システム間マスタデータ移行、小売チェーン店定番自動補充データ作成、基準在庫自動変更、RPメール一括送信、受注商品納期更新確認、財務部入金処理、金融機関人事異動確認、財務部売上明細データ引落加工処理など

僕の特徴

業務システム開発、BI構築、データ分析、バックオフィスの自動化などを含め20年以上経験してきたので、RPA以外の知識・経験が豊富です。業務も工場の生産管理、品質管理から小売業の商品管理、経営企画、営業事務、人事経理……など、さまざまに関わってきました。

もともと情報系出身ではないのもあり、純粋な技術者とは違い、IT技術をどう生かすか? そして、それをどう伝えて、商売にするか?の方に興味があります。

経営者の方と仕事する機会も多いので、現場から経営層まで話をすることができます。「守備範囲の広さ」と「ITエンジニアらしくない」ところが特徴です。

「RPAやデジタル化などに困っている」だけど「RPAしか知らない人だと頼りない」「ガチガチの技術屋だと面倒だな」というなら、うってつけの人材ではないかな、と自己分析しています。

僕の提供しているサービス

現在、複数企業に対してRPA開発支援、ITコンサル等を行っています。

内容はさまざまなので、例を挙げておきます。

1ITアドバイス
経営層の方からの相談を受けています。「このシステム導入は妥当だろうか?」といった相談から、「こういう戦略を実現化したいんだけど、プロジェクトにアドバイザーとして参画してほしい」というものまで、さまざまです。
2自動化サポート
RPAツールに限らず、自動化を実現するために、インフラ、ソフトウェア、開発手法など全般のサポートをオンラインで行っています(こさナビ)。
3RPA開発サポート
UiPath開発サポートPower Automate for desktop開発サポートを行っています。
4RPAトレーニング
RPAパーソナルトレーニングを行っています。UiPathトレーニングPower Automate for desktopトレーニングがあります。
5RPA教育動画作成
RPA動画を作成する会社様向けに、動画内容のアドバイス・監修を行っています。
6RPAに関するツール開発に対するアドバイス
RPA運用をサポートするツールの開発に対してアドバイスを行っています。ツール開発に現場でのRPA利用経験を活かしてもらえるようにお伝えしています。
7RPA販売企業へのアドバイス
RPA販売企業様に、RPAツールの現場での使われ方や現場の要望などをアドバイスを行い、販売に役立ててもらっています。
8記事作成
記事作成のお手伝いをする機会もあります。HITACHI様のサイトに掲載されたコラムがこちら>>【コラム】RPA専門家に聞いた! ニューノーマル時代のRPA×テレワーク活用のための課題とは
9セミナー講師
RPA全般、SikuliX、UiPath、Power Automate for desktopなど多くのセミナーで講演しています。リクルートスタッフィング様のセミナー講師を行ったときの資料がこちら>>IT STAFFINGエンジニアスタイル