おすすめの無料RPAツール3選

RPAを無料で使ってみたい!

という方に向けて書きます。

この記事ではおすすめの無料RPAツールを3つご紹介します。僕が実際に使ってみておすすめできるツールだけに厳選しています。

無料でできること、できないことを含めて解説するのでお読みください。

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こさい
こさい

(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。RPA開発および支援8年超
2) RPA関連の書籍を5冊出版。現在はGPT×PADの書籍を執筆中!
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おすすめの無料RPAツール

UiPath Community Edition

UiPath社が提供しているRPAツール「UiPath」の無償版です。

個人ユーザーなら無料

個人ユーザーのほか、一定規模以下の法人でも利用することができます。

UiPath Studio Community Editionは、学習用やお試し用ですが、機能の制限は無いので、製品版と同じ機能が使えます。

UiPath Automation Cloudから開発環境「UiPath Studio」をダウンロードして、クライアントPCにインストールします。

Orchestratorも利用できる

また、管理できるロボットの数の制限がありますが、管理ツール「Orchestrator」を利用することができます。Orchestratorでは、UiPath Studioで作成したワークフローをスケジュール実行することもできます。

UiPath Community Editionの注意点

無償版は基本的にバージョンアップしていくものなので、実務上で安定して利用するには苦労すると思います。学習用、お試し用なので、そこは仕方ないですね。

また、サポートはフォーラムなどに限られます。

UiPath Community Editionのまとめ

無償版は上記のような制限がありますが、個人的に学習するのにも、小規模で実用するにも十分な性能があります。

UiPathは非常に顧客満足度の高いRPAツールですので、おすすめできます。無償版を使いこなして、有償版を購入するだけのメリットがわかってから、購入するとよいでしょう。

UiPathが顧客満足度が高い理由は、次の記事で詳しく解説しています。
>>UiPathとは【5つの特徴を解説】

UiPath Community Editionのインストール方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>UiPath Community Editionのインストール方法

Power Automate for desktop

「Power Automate for desktop」は、マイクロソフト社が提供しているデスクトップ型RPAツールです。

Power Automate for desktopは無料RPAツール

Windows10/11を使っている場合は無料で利用することができます。

UiPathと同様に、WebブラウザーやExcelなどのアプリケーションの操作やファイルの操作などを自動化することができます。

Power Automate for desktopの特徴

Power Automate for desktopの特徴については以下の記事で詳しく解説しています。
>>Power Automate Desktopとは?【5分でわかる】

Power Automate for desktopでできること、できないこと

お試し用ではなく、正規の無料RPAツールとして提供されているので、もちろん機能制限などはありません。

ただし、「スケジュール実行したい」「作成したシナリオを簡単に共有したい」などの要望を実現したい場合は有償ライセンスが必要となります。

「できること、できないこと」については、次の記事でまとめているので、お読みください。
>>Power Automate Desktop|できること、できないこと

Power Automate for desktopのインストール方法

Windows10ユーザーの場合は、インストールが必要です。

Power Automate for desktopのインストール方法を次の記事で詳しく解説しています。
>>【初心者向け】Power Automate desktopのインストール

SikuliX

OpenCV(インテルが開発・公開したオープンソースの画像解析ライブラリ)を利用したオープンソース・ソフトウェアのGUIオートメーションツールです。

SikuliXは無料RPAツール

SikuliXは、完全に無料で利用することができます。

RPAツールとして開発されたわけでないので、正確には「無料のRPAツールとして利用できる」と表現した方がいいでしょう。

「RPA」という言葉が広がる前から存在しており、ソフトウェアのテストに利用している人が多かったようです。

SikuliXの特徴

SikuliXの画面要素の認識方法は、『画像認識』です。

操作対象を画像としてマッチングするため、スクリーン上に表示されているものであれば、アプリケーションの種類を問わず操作することができます。

このシンプルさが特徴です。

開発環境が付属しており、画面上のある場所をクリックしたり、テキストボックスに文字入力したりといった、人間が行う作業を記述することが簡単にできます。

SikuliXの特徴については以下の記事で詳しく解説しています。
>>フリーのRPAツール「SikuliX」で自動化を始めよう

SikuliXの注意点

開発環境を操作することで、基本的な自動化に関する記述については、プログラミングする必要はありません。

しかし、それ以上に込み入ったことをさせたい場合は、直接プログラミングする必要があります。

プログラミング言語は、JythonかJRubyを選択することができます。

プログラミングの経験が必要となるため、非エンジニアの人が利用するにはハードルが高いと言えます。

まとめ

僕が実際に使ってみておすすめできる無料RPAツールを3つご紹介しました。どのツールも僕の本で書いていますので、自信をもっておすすめします。

無料なので、実際に使用してみてください。