こんにちは。完全自動化研究所の小佐井です。

RPAによる自動化歴は6年以上UiPathでの開発歴は3年以上です。現在も複数のお客様に対してUiPath内製化サポートを行っています。

またRPA関係の本を5冊出版しています。

この記事では僕の著書「UiPath業務自動化最強レシピ」についてお話するのですが、最初にこの本の対象者についてお話します。

この本は、「なんかRPAの1つでもちょっと使えるようになって、ちょっと自動化できればいいや」という軽い気持ちの方には向いていません。すみません。時間とお金を無駄にしてしまうだけなので、他の書籍などを探した方がいいです。

真剣にUiPathを使って業務の自動化に取り組みたい、自分を成長させたい、という方向けに書いています。

なぜなら、この本を書いた理由は、僕が多くの方が自動化で悩んでいるのを知ったから、なんです。

多くの人が悩んでいる

例えば、こんな悩みです。

「社内でUiPath担当者になっているが、わからないことを聞ける人がいない。」

では、ネットや書籍で調べればいいじゃない?と思いますよね。

でも「書籍もネットも技術解説はあるけど、技術と業務を結び付けて解説していないので、いざ業務自動化しようとしたときに結局、その技術の使いどころがわからない。」ということです。

加えて言うと、ほとんどの情報というのは「超初心者向け」か、逆に「専門家向け」なのです。ちょうど中間の「技術者ではないけど、UiPathを開発している」という人向けの情報は限られています。

他にも一部ですが、このような野望を打ち明けてくれる方もいました。

「将来、RPAエンジニアとして転職して給料を上げたいと思っている。技術的な面は勉強できるが、業務経験がないので何を自動化すればいいのかアイデアが出ない。」

つまり、UiPath技術者としてというより、「業務自動化のスペシャリスト」と言われるほどまでは成長できず、いつまでたっても初心者レベルにとどまっているという悩みを抱えているのです。

ただの技術者と業務自動化のスペシャリストには大きな壁があります。

スペシャリストにならないと、会社内でも活躍できませんし、転職して給料を上げることもできませんね。

大きな壁を突き抜ける方法

業務自動化は、その名の通り「業務」と「自動化」を両立させないと成り立たない分野です。

エンジニアではない方は、普段から業務を行っていますが、IT技術にはうとい。

一方、エンジニアは、業務を行っている現場が何に困っているのかわからない、そしてどうやって解決したらいいのかわからないという傾向があります。

解決策は業務知識とUiPathの開発知識の両方をブレンドした事例をたくさん経験するしかありません。

業務自動化の事例は少ない

僕は最初に触ったRPAツールはUiPathではなかったのですが、最初の頃はRPAツールを生かして何を自動化すればいいのかわかりませんでした。

たしかに初歩的な技術の情報は手に入るし、RPAツールの使い方は簡単です。初心者にも使いやすい設計になっているなぁと感心します。

でも、そのことと業務が自動化できることは別です。

つまり、業務自動化の参考になる情報が決定的に不足していたのです。

そこから、実に6年以上、手探りで業務自動化を行い、合計で数百本の自動化にかかわったと思います。

そうするうちに、業務自動化によく出てくるパターン失敗しやすい案件のパターンが見えてきました。

ここから生まれたのが、僕の著書です。

UiPath業務自動化最強レシピは全編事例集

僕が書いた『UiPath業務自動化最強レシピ』には、僕自身が6年以上にわたっておこなっている業務自動化、そして3年以上使っているUiPathのノウハウを詰め込んでいます。

業務自動化によく出てくる業務パターンを整理して、解決法をセクション毎に示しているので、単純に事例集として読むこともできます。

例えば、以下の記事をご覧ください。

僕は現在も複数のお客様に対してUiPath内製化支援を行っていますが、『UiPath業務自動化最強レシピ』に載っていないパターンの自動化案件が発生したことは、いままでありません

また、失敗しやすいパターンも熟知しているので、その点についても「思い通りに動かないときに読むチャプター」として、しっかり盛り込んでいます。

UiPath内製化サポート中も、教えながら、僕自身がこの本をヘルプとして、よく開いています。

この本を読むことで、僕のように何年も孤独に悩む必要はないわけで、自動化を始めたころの僕が望んでいた本でもあるんです。

UiPath業務自動化最強レシピの目次

UiPath業務自動化最強レシピの目次は次のようになっています。

Chapter1~2はUiPathの概要やこれから開発するときの注意点です。UiPathやRPAツールそのものを使うのが初めての人でも本書を読めるようになってもらうためのChapterです。

CHAPTER1 UiPathの概要と初期設定 

1.1 RPAの概要 

1.2 UiPathとは 

1.3 UiPath Community EditionでUiPath Studioをインストール 

1.4 UiPath Studioの画面を理解しよう 

1.5 最初に必ずやっておこう 

CHAPTER2 最初に知っておくべき5つのポイント 

2.1 最初にやってしまいがちな3つの誤り 

2.2 ワークフローの特徴をつかむ 

2.3 変数を使いこなす 

2.4 制御フローは非常に大事 

2.5 信頼性の高いワークフローを効率的に作成する 

Chapter3~7までは、業務自動化のパターンに沿ったワークフローの事例で埋め尽くされています。ここで出てくるテクニック以外に使うことはほとんどないでしょう。

CHAPTER3 超高速化!デスクトップの自動化のテクニック5選 

3.1 デスクトップ作業を自動的に記録する 

3.2 UI要素が認識できないときの自動化テクニック 

3.3 ファイル操作を極める 

3.4 日付時間の操作を極める 

3.5 不定期に出現する現象に対応する 

CHAPTER4 ブラウザーを使う業務を効率化する5つのテクニック 

4.1 ブラウザー操作を簡単に自動化する 

4.2 選択するカレンダーの日付を動的に変更する 

4.3 Web画面上の表のデータを読み取って出力する 

4.4 Webサイトからファイルをダウンロードする 

4.5 ボタンをクリックしてデータをダウンロードする 

CHAPTER5 業務成果に直結するExcel操作5つの技 

5.1 CSVファイルを読み込んでExcel帳票を作成する 

5.2 フィルターをかけてExcelシートを分割する 

5.3 Excelデータをアクティビティだけで集計する 

5.4 引数付きのExcelマクロを実行する 

5.5 データベースの値をExcelに出力する 

CHAPTER6 今日から使える!メール業務を自動化する5つのテクニック 

6.1 Excelの送信リストと連携してメールを送信する 

6.2 特定のファイルを特定のメールアドレスに送信する 

6.3 メールを受信し本文から情報を読み取る 

6.4 添付ファイルの件数をチェックしダウンロードする 

6.5 Gmailを操作する 

CHAPTER7 PDFの業務を自動化する5つのテクニック 

7.1 PDF関連のアクティビティを設定する 

7.2 PDFの文字情報を読み取る 

7.3 特定の位置にある値を抽出する 

7.4 相対要素で抽出する値を特定する 

7.5 PDFファイルを作成する 

Chapter8~10は、エラー処理やデバッグ方法、UiPath Robotの使い方など、前Chapterのテクニックを強化して、より実践に使える本格自動化テクニックです。失敗を避けるためにも読み込む必要があります。もし、RPAエンジニアを目指す方ならば、当然押さえておかないといけません。

CHAPTER8 思い通りに動かないときに読むチャプター 

8.1 思い通りにクリックや文字入力ができない 

8.2 デバッグテクニックを覚えよう 

8.3 ログを収集してデバッグに活かす 

8.4 思い切ってエラーを受け入れる 

8.5 思い通りにいかないときの調べ方 

CHAPTER9 1つ上のワークフローを作成する5つのテクニック 

9.1 失敗する可能性のある処理をリトライ実行する 

9.2 ワークフローを部品化して再利用する 

9.3 対話形式で業務を進める 

9.4 バックグラウンドで動かす 

9.5 設定情報を別ファイルに保存する 

CHAPTER10 UiPath Robotを使い倒して生産効率をアップさせる 

10.1 UiPath Robotとは 

10.2 パブリッシュしてUiPath Robotにオートメーションを登録する 

10.3 UiPath Robotを使って生産性をアップさせる 

10.4 UiPath Robotを使うときの注意点 

10.5 UiPath Robotからオートメーションを削除する 

最後のChapter11は、5つの事例を紹介しています。典型的な自動化パターンです。サンプルワークフローをダウンロードしてもらって、動かしながら学んでもらうChapterです。このサンプルワークフローを改良すれば、そのまま自分の業務自動化を構築できるでしょう。

CHAPTER11 超実践的!業務で使える5つのパターン 

11.1 WebシステムからのCSVダウンロードプロセス 

11.2 Excelマクロを利用した集計表作成プロセス 

11.3 商品マスタのシステム登録プロセス 

11.4 メールからの請求書ダウンロードプロセス 

11.5 請求書の一覧表転記プロセス 

立ち読み

翔泳社様のサイトに『UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ』の紹介が掲載ています。

RPAツールの「UiPath」を使うとき、最初に知っておきたい5つのポイントとは』です。

本書の大事な要件がまとまっていますので、ぜひお読みください。

以下の記事も『UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ』の中の一部です。

UiPath業務自動化最強レシピのまとめ

ここまでお読みいただいた方はわかっていただけたと思いますが、この本はかなり実践的な内容となっているので、完全な非エンジニアの方には多少難しい本です。

最初に触れましたが、「なんかRPAの1つでもちょっと使えるようになって、ちょっと自動化できればいいや」という軽い気持ちの方には、本書は向いていないので注意してくださいね。

「書籍もネットも初心者向けすぎて、具体的な解決策にならない」と途方にくれているUiPath開発担当者や「将来、RPAエンジニアになりたいので、業務知識を含んだ自動化の実践的テクニックが欲しい」という方にはおすすめです。

この本の内容をすべて動かしてみることで「業務自動化ができる」と言い切れるレベルにまで成長します。

もちろん、「真剣にUiPathに取り組みたい」と高い意識をもっている非エンジニアの方もChapter1からしっかりと取り組めば大丈夫です。がんばってください!

『UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ』