Power Automate Desktop|Waitの使い方

Waitって、いつどうやって使うの?

Power Automate for desktopの[Wait]アクションの使い方について解説します。

この記事では
・[Wait]アクションの設定方法
・[Wait]アクションを使う場面
について解説します。

この記事を書いた人
この記事を書いた人
こさい
こさい

(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。RPA支援8年超
2) RPA関連の書籍を6冊出版。
3)ご質問・お仕事のご依頼はこちら

[Wait]アクションの設定方法

STEP1[Wait]アクションを追加する

[Wait]アクションはフローコントロールグループにあります。「フローコントロール」をクリックして、[Wait]アクションをワークスペースに追加してください

STEP2 [Wait]アクションの設定を行う

[Wait]ダイアログが表示されます。[期間]に「3」と入力してください。保存をクリックしてください

[期間]には待機したい秒数を入力してください。

[Wait]アクションを使う場面

[Wait]アクションは、Power Automate for desktopの動作が速すぎて、操作対象のアプリケーションやWebサイトの動作が追い付かない場合によく使用します。図を使って説明します。

下図のように、Webページを操作するフローがあるとします。最初「Webページ1」を操作していて、次に「Webページ2」に移動するボタンやリンクをクリックしたと思ってください。

3つ目の操作で、「Webページ2」の操作を行う、というフローになっています。

しかし、「Webページ2」がなかなか開かなかったら、3つ目の操作でエラーが発生してしまいます。

このようなエラーを発生させないために、アクションとアクションの間に[Wait]アクションを挟んで、実行間隔の調整を行います。

通常の動作時は問題が発生しなくても、ネットワーク混雑などで、「たまにWebサイトの動作が遅い」ということがある場合は、安全のために[Wait]アクションで実行間隔調整を行ってください。

[Wait]アクションで実行間隔調整を行うのは、「簡易的な調整」と考えてください。たとえば、「Webサイト動作の遅延がたびたび発生する」という場合は、[Webページのコンテンツを待機]アクションでWebページの表示完了を待機したり、何度かアクションの実行をリトライさせたり、といった根本的な解決方法をとってください。

コメント ログインすると書き込めます