SikuliX|IF文の表記方法

SikuliXにおけるIF文の表記方法について解説します。

それでは、どうぞ!

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(株)完全自動化研究所・代表取締役社長の小佐井(こさい)
1974年生まれ福岡県出身。中学の頃プログラミングを独習し、みんなが自由で豊かに暮らす未来を確信していました。2000年からプログラマーとして現場でIT技術を身に付け、情シスに転職。多くの人がPCに時間を奪われている現状はナンセンスだと感じていました。
RPAを知り、子供の頃の理想を実現できると感じ、2017年に(株)完全自動化研究所設立。「自動化で人を自由に」の実現のためRPAによる業務自動化の書籍を6冊上梓しています。ご質問・お仕事のご依頼はこちら

IF文の表記方法

SikuliXではPythonの条件分岐の表記方法を使います。

if 条件式1:
    条件式1が真の時に実行する処理
elif 条件式2:
    条件式1が偽で条件式2が真の時に実行する処理
elif 条件式3:
    条件式1及び条件式2が偽で条件式3が真の時に実行する処理
else:
    全ての条件式が偽の時に実行する処理

IF文の利用例(if exists)

SikuliXを使って画面を操作する際「条件によっては保存ダイアログが表示される」といった場合に利用します。

例えば、以下のシナリオです。

アプリケーションからファイルをダウンロードして、ローカルディレクトリに保存する

  1. アプリケーションからファイルをダウンロードしてローカルディレクトリに保存する
  2. 2回目実行すると、すでに同じ名前のファイルが存在しているので「上書きしますか?」というダイアログが表示される

1回目の処理と2回目の処理が異なりますので、条件分岐で対応します。

この場合、リスト1のプログラムで分岐します。

if exists([上書きしますか?ダイアログの画像],1):
    click([はいの画像])

リスト1 上書き確認の条件分岐

まとめ

SikuliXにおけるIF文の表記方法について解説しました。

また具体的な利用方法として、画面を操作する際「条件によっては保存ダイアログが表示される」といった例を元に解説しました。

「条件によっては保存ダイアログが表示される」という例については、以下の記事も使用方法を解説していますので、併せてお読みください。