筆者の書籍「UiPath業務自動化最強レシピ」をご紹介する。当書籍は以下のような方を対象に執筆した。
- 書籍もネットも技術解説はあるけど、技術と業務を結び付けて解説していないので、いざ業務自動化しようとしたときに結局、その技術の使いどころがわからない
- 将来、RPAエンジニアとして転職して給料を上げたいと思っている。技術的な面は勉強できるが、業務経験がないので何を自動化すればいいのかアイデアが出ない
書籍の目次
Chapter1~2はUiPathの概要やこれから開発するときの注意点。UiPathやRPAツールそのものを使うのが初めての人でも本書を読めるようになってもらうためのChapterとなっている。
CHAPTER1 UiPathの概要と初期設定
1.1 RPAの概要
1.2 UiPathとは
1.3 UiPath Community EditionでUiPath Studioをインストール
1.4 UiPath Studioの画面を理解しよう
1.5 最初に必ずやっておこう
CHAPTER2 最初に知っておくべき5つのポイント
2.1 最初にやってしまいがちな3つの誤り
2.2 ワークフローの特徴をつかむ
2.3 変数を使いこなす
2.4 制御フローは非常に大事
2.5 信頼性の高いワークフローを効率的に作成する
Chapter3~7までは、業務自動化のパターンに沿ったワークフローの事例で埋め尽くされている。
CHAPTER3 超高速化!デスクトップの自動化のテクニック5選
3.1 デスクトップ作業を自動的に記録する
3.2 UI要素が認識できないときの自動化テクニック
3.3 ファイル操作を極める
3.4 日付時間の操作を極める
3.5 不定期に出現する現象に対応する
CHAPTER4 ブラウザーを使う業務を効率化する5つのテクニック
4.1 ブラウザー操作を簡単に自動化する
4.2 選択するカレンダーの日付を動的に変更する
4.3 Web画面上の表のデータを読み取って出力する
4.4 Webサイトからファイルをダウンロードする
4.5 ボタンをクリックしてデータをダウンロードする
CHAPTER5 業務成果に直結するExcel操作5つの技
5.1 CSVファイルを読み込んでExcel帳票を作成する
5.2 フィルターをかけてExcelシートを分割する
5.3 Excelデータをアクティビティだけで集計する
5.4 引数付きのExcelマクロを実行する
5.5 データベースの値をExcelに出力する
CHAPTER6 今日から使える!メール業務を自動化する5つのテクニック
6.1 Excelの送信リストと連携してメールを送信する
6.2 特定のファイルを特定のメールアドレスに送信する
6.3 メールを受信し本文から情報を読み取る
6.4 添付ファイルの件数をチェックしダウンロードする
6.5 Gmailを操作する
CHAPTER7 PDFの業務を自動化する5つのテクニック
7.1 PDF関連のアクティビティを設定する
7.2 PDFの文字情報を読み取る
7.3 特定の位置にある値を抽出する
7.4 相対要素で抽出する値を特定する
7.5 PDFファイルを作成する
Chapter8~10は、エラー処理やデバッグ方法、UiPath Robotの使い方など、前Chapterのテクニックを強化して、より実践に使える本格自動化テクニックが収められている。失敗を避けるためにも読み込む必要がある。もし、RPAエンジニアを目指す方ならば、当然押さえておかないといけない内容だ。
CHAPTER8 思い通りに動かないときに読むチャプター
8.1 思い通りにクリックや文字入力ができない
8.2 デバッグテクニックを覚えよう
8.3 ログを収集してデバッグに活かす
8.4 思い切ってエラーを受け入れる
8.5 思い通りにいかないときの調べ方
CHAPTER9 1つ上のワークフローを作成する5つのテクニック
9.1 失敗する可能性のある処理をリトライ実行する
9.2 ワークフローを部品化して再利用する
9.3 対話形式で業務を進める
9.4 バックグラウンドで動かす
9.5 設定情報を別ファイルに保存する
CHAPTER10 UiPath Robotを使い倒して生産効率をアップさせる
10.1 UiPath Robotとは
10.2 パブリッシュしてUiPath Robotにオートメーションを登録する
10.3 UiPath Robotを使って生産性をアップさせる
10.4 UiPath Robotを使うときの注意点
10.5 UiPath Robotからオートメーションを削除する
最後のChapter11は、5つの事例を紹介している。サンプルワークフローをダウンロードし、動かしながら学んでもらうChapterである。このサンプルワークフローを改良すれば、そのまま自分の業務自動化を構築できる。
CHAPTER11 超実践的!業務で使える5つのパターン
11.1 WebシステムからのCSVダウンロードプロセス
11.2 Excelマクロを利用した集計表作成プロセス
11.3 商品マスタのシステム登録プロセス
11.4 メールからの請求書ダウンロードプロセス
11.5 請求書の一覧表転記プロセス
立ち読み
翔泳社サイトに本書の紹介が掲載されている。本書の大事な要件がまとまっているので、お読みいただきたい。