RPAは（Robotic Process Automation）、業務効率化のために美しい解決策としてたくさんの企業に導入されています。しかし、「初期費用をかけずにRPAを試してみたい」と考える担当者も少なくありません。そこで今回は、無料で利用できるRPAツールの中から、特におすすめの3つを紹介します。
（株）完全自動化研究所代表のこさいです。
1) ITエンジニア歴25年超。RPA開発歴8年超。
2) RPA関連の書籍を6冊出版。
3)RPAトレーニング動画を販売しています。
4)RPAトレーニング研修を行っています
5)ご質問・お仕事のご依頼はこちら！
自動化を構築する無料RPAツール3選
Power Automate for desktop
Microsoftが提供するこのツールは、Windowsに無料で付属しており、すぐに使用を開始できます。
- ユーザーフレンドリーなインターフェース：プログラミングの知識がなくても使いやすい。
- カスタマイズ可能な自動化フロー：Excelや他のOffice製品との連携が強み。
- 多彩なテンプレート：標準で利用可能なテンプレートが多数あり、初めての利用者でも簡単に自動化フローを構築可能。 特に、日常的にMicrosoft製品を使用している企業にとっては非常に親和性が高く、初期段階から成果を出しやすいのが魅力です。
Power Automate for desktopのインストール方法を次の記事で詳しく解説しています。
>>Power Automate desktopのインストール
UiPath Community Edition
世界的に使用されているUiPathの無料バージョンで、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
- コードレス化されたフレームワーク：ドラッグ＆ドロップで直感的にフローを作成可能。
- オンラインでのトレーニング機能：公式のトレーニングリソースが充実しており、初心者でも学びながら使用できます。
- 多機能なプラットフォーム：AIや機械学習との連携も可能で、より高度な自動化を目指せます。 UiPathはコミュニティが非常に活発で、困った際にフォーラムなどで迅速に情報を得られる点も利点です。
UiPath Community Editionのインストール方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>UiPath Community Editionのインストール方法
Automation Anywhere Community Edition
商用RPAツールとしても有名なAutomation Anywhereの無料版です。
- クラウドベースのリモート自動化：ブラウザからアクセスして操作可能。
- 多様な機能セット：簡単な作業から複雑な業務まで対応できるスケーラブルな設計。
- 高度な分析機能：業務プロセスのパフォーマンスをモニタリングして改善のヒントを提供。 特にクラウド対応に優れており、在宅勤務や分散型チームのニーズにも応えられる点が強みです。
Automation Anywhere Community Editionのインストール方法
まとめ
今回紹介した3つの無料RPAツールは、それぞれに特長があり、導入の初期段階で非常に役立ちます。Power Automate for desktopはMicrosoft環境との親和性、UiPath Community Editionは学習資源の充実、Automation Anywhere Community Editionはクラウド対応の強みが光ります。これらのツールを活用して、まずは小規模なプロジェクトから自動化を試し、自社の業務効率化を進めてみてはいかがでしょうか？導入に迷った際は、実際の操作感を確かめながら選ぶのがおすすめです。
