RPAの実際の効果を高める方法

「ロボットを作りっぱなしにしていませんか?」

RPAを実装している会社でも、作成したロボットを放置していることが多く見られます。これは、基本的なメンテナンスをおこそろかにしていることが原因です。ロボットを動かし続け、実際の効果を高めるためには「ロボットを育てる」視点が重要です。

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こさい
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(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) ITエンジニア歴25年超。RPA開発歴8年超
2) RPA関連の書籍を6冊出版。
3) RPAトレーニング動画を販売しています。
4) Power Automate Desktopフロー販売を行っています
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RPAの導入効果を高める3つの方法

1. 効果測定を実施する

RPAの効果を測定することは必須です。そのために「削減工数」を測定します。

  • リアルな効果を測るためにログ分析を実施
    • RPAの実行時間、終了時間、正常終了かどうか。
    • シナリオごとに機能の効果を評価。

2. ロボットの正確性を確保する

ロボットは時間と共にエラーや非同期な問題を起こしやすく、効果を大きく損なってしまいます。

  • エラー率の解析を行う
    • エラーが多い場合はロボットの改善が必要です。
  • 重要度を計測するメトリクスを考慮
    • 重要なシナリオの利用率を高めることが重要です。

3. ロボットの効果測定を自動化する

複数の実行PCが存在する構成の場合、所定の部署のログ分析はさらに難しくなります。そのため、自動化により解決を図ることが必要です。

>>参照:RPAツールの仕組みを完全解説!導入前に知っておきたい3つの実行環境パターン

分散環境
  • ツールを使用した効果測定の自動化
    • エラー率や効果ポイントを毎日モニタリング。
    • 「ロボ健康指数」などを参考に、データに基づくロボットのメンテナンス。

ロボットの効果測定できるツール

そこで、弊社ではロボットの状態を自動的に把握できるツールを作りました。シナリオ毎の重要度などを設定でき、エラー率、削減工数、削減率を加味することでポイント付けする仕組みです。

この仕組みを「ロボ健康指数」と名付けています。

そして、ロボ健康指数を常に「健康」に保てるように、メンテナンスしています。

このツールに興味を持たれた方は、こちらのページからお問い合わせください。
>>運用支援ツール|Synus(サイノス)