おすすめの無料RPAツール3選

RPAの知識

RPAを無料で使ってみたい!

という方に向けて書きます。

この記事ではおすすめの無料RPAツールを3つご紹介します。僕が実際に使ってみておすすめできるツールだけに厳選しています。

無料でできること、できないことを含めて解説するのでお読みください。

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こさい
こさい

(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。開発から業務改善まで幅広く経験してきました
2) 複数の企業においてRPAのコンサルティングを行っています
3) RPA関連の書籍を5冊出版しています

  1. オープンソースで作る!RPAシステム開発入門
  2. 実務者のための失敗しないRPAシナリオ設計入門
  3. UiPath業務自動化最強レシピ
  4. WinActor業務自動化最強レシピ
  5. Power Automate for desktop業務自動化最強レシピ

おすすめの無料RPAツール

UiPath Community Edition

UiPath社が提供しているRPAツール「UiPath」の無償版です。

個人ユーザーなら無料

個人ユーザーのほか、一定規模以下の法人でも利用することができます。

UiPath Studio Community Editionは、学習用やお試し用ですが、機能の制限は無いので、製品版と同じ機能が使えます。

UiPath Automation Cloudから開発環境「UiPath Studio」をダウンロードして、クライアントPCにインストールします。

Orchestratorも利用できる

また、管理できるロボットの数の制限がありますが、管理ツール「Orchestrator」を利用することができます。Orchestratorでは、UiPath Studioで作成したワークフローをスケジュール実行することもできます。

UiPath Community Editionの注意点

無償版は基本的にバージョンアップしていくものなので、実務上で安定して利用するには苦労すると思います。学習用、お試し用なので、そこは仕方ないですね。

また、サポートはフォーラムなどに限られます。

UiPath Community Editionのまとめ

無償版は上記のような制限がありますが、個人的に学習するのにも、小規模で実用するにも十分な性能があります。

UiPathは非常に顧客満足度の高いRPAツールですので、おすすめできます。無償版を使いこなして、有償版を購入するだけのメリットがわかってから、購入するとよいでしょう。

UiPathが顧客満足度が高い理由は、次の記事で詳しく解説しています。
>>UiPathとは【5つの特徴を解説】

UiPath Community Editionのインストール方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>UiPath Community Editionのインストール方法

Power Automate for desktop

「Power Automate for desktop」は、マイクロソフト社が提供しているデスクトップ型RPAツールです。

Power Automate for desktopは無料RPAツール

Windows10/11を使っている場合は無料で利用することができます。

UiPathと同様に、WebブラウザーやExcelなどのアプリケーションの操作やファイルの操作などを自動化することができます。

Power Automate for desktopの特徴

Power Automate for desktopの特徴については以下の記事で詳しく解説しています。
>>Power Automate Desktopとは?【5分でわかる】

Power Automate for desktopでできること、できないこと

お試し用ではなく、正規の無料RPAツールとして提供されているので、もちろん機能制限などはありません。

ただし、「スケジュール実行したい」「作成したシナリオを簡単に共有したい」などの要望を実現したい場合は有償ライセンスが必要となります。

「できること、できないこと」については、次の記事でまとめているので、お読みください。
>>Power Automate Desktop|できること、できないこと

Power Automate for desktopのインストール方法

Windows10ユーザーの場合は、インストールが必要です。

Power Automate for desktopのインストール方法を次の記事で詳しく解説しています。
>>【初心者向け】Power Automate desktopのインストール

SikuliX

OpenCV(インテルが開発・公開したオープンソースの画像解析ライブラリ)を利用したオープンソース・ソフトウェアのGUIオートメーションツールです。

SikuliXは無料RPAツール

SikuliXは、完全に無料で利用することができます。

RPAツールとして開発されたわけでないので、正確には「無料のRPAツールとして利用できる」と表現した方がいいでしょう。

「RPA」という言葉が広がる前から存在しており、ソフトウェアのテストに利用している人が多かったようです。

SikuliXの特徴

SikuliXの画面要素の認識方法は、『画像認識』です。

操作対象を画像としてマッチングするため、スクリーン上に表示されているものであれば、アプリケーションの種類を問わず操作することができます。

このシンプルさが特徴です。

開発環境が付属しており、画面上のある場所をクリックしたり、テキストボックスに文字入力したりといった、人間が行う作業を記述することが簡単にできます。

SikuliXの特徴については以下の記事で詳しく解説しています。
>>フリーのRPAツール「SikuliX」で自動化を始めよう

SikuliXの注意点

開発環境を操作することで、基本的な自動化に関する記述については、プログラミングする必要はありません。

しかし、それ以上に込み入ったことをさせたい場合は、直接プログラミングする必要があります。

プログラミング言語は、JythonかJRubyを選択することができます。

プログラミングの経験が必要となるため、非エンジニアの人が利用するにはハードルが高いと言えます。

まとめ

僕が実際に使ってみておすすめできる無料RPAツールを3つご紹介しました。どのツールも僕の本で書いていますので、自信をもっておすすめします。

無料なので、実際に使用してみてください。