Power Automate Desktop|できること、できないこと

Power Automate for desktopを使ってみたいけど、そもそも、なにができるの?Power Automate for desktopでできないことってなに?

とモヤモヤしている初心者の人に向けて、Power Automate for desktopで「できること」「できないこと」を整理しました。

この記事では、

  • Power Automate for desktopでできること5選
  • Power Automate for desktopでできないこと4選

を解説しています。

こんにちは。完全自動化研究所のこさいです。

僕は、Power Automate for desktopを仕事に使っていますし、本も書いています。
>>Power Automate for desktop業務自動化最強レシピ

まずは、できることを見ていきましょう!!

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こさい
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(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。RPA開発および支援8年超
2) RPA関連の書籍を5冊出版。現在はGPT×PADの書籍を執筆中!
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Power Automate for desktopでできること5選

ずばり、Power Automate for desktopを使いこなすと、パソコンで行う操作はすべて自動化することができます。

「すべてってなに?」と思いますよね。

そこで、業務の種類ごとに5種類、解説していきます。

デスクトップ作業を効率化できる

Power Automate for desktopは、人間がパソコンを操作するのと同様に、マウスやキーボードを操作することができます。

画像を見つけ、マウスでクリックする

なんてこともできますよ。

あと、よく使うのが、

フォルダーやファイルを操作する

こと。

  • ファイルを移動させて、名前を変えている
  • CSVファイルを読み書きする
  • ファイルが存在するときだけ、何らかの処理を行う

なんてことも、できます。

もちろん、「デスクトップアプリケーションを使っている」というときでも、自動化できます。

レコーディング機能が備わっているので、

普段の業務手順を記録して、フローを作る

ことで、フローの作成工数を削減できますよ。

Excel業務を効率化できる

業務で頻繁に使われるのが、Excelですよね。

ExcelもPower Automate for desktopもMicrosoft社の製品。
当然、相性はバツグン!です。

「新しいExcelドキュメントを作成して、文字を入力する」
といった処理は簡単に作れます。

もちろん、

  • ワークシートを追加する/削除する
  • Excelドキュメントに名前を付けて保存する

といったことも、部品を配置するだけ。

既存のExcelドキュメントからデータを取得して、別のExcelドキュメントに転記したり、Webシステムに入力したり、、

Excelを使った業務は自動化しやすいです。

PDF業務を効率化できる

PDFファイルからデータを取得して、利用することもできます。

請求書がPDFファイルで送られてくるので、Excelに転記しないといけない

といった業務、多いですよね。

PDFファイルからデータを読み取るには、2つの方法が選べます。

  • データテーブルの形で読み取る
  • テキスト形式で読み取る

いろんな形式のPDFファイルがあるから、これで対応できますね。
でも、少し、プログラミングの知識が必要かな。

Webサイトを使った業務を効率化できる

Google Chrome、Microsoft Edge、など主要なブラウザーの操作を自動化できますよ。

  • ブラウザー上のボタンやリンクをクリックする
  • Webサイトにデータを入力する
  • Webサイトからデータを取得する

クラウドサービスを利用する業務って、多いですからね。

メールを使う業務を効率化できる

Microsoft Outlookを使っているなら、Outlook用のアクションがあるので、カンタン。

Outlookを使っていなくても、メールの送受信するアクションがあります。

作成した帳票をメール送信する、とか、メールを受けて業務を行う、という自動化が作成できます。

Power Automate for desktopにできないこと4選

Power Automate for desktopは、できないこともあります。

4つ解説します。

フローを簡単に共有できない

無料アカウントでもアクションをコピーしてテキストとして保存し、他のユーザーに渡すことができます。

でも、会社内で多くの人がPower Automate for desktopを使うようになって、

多人数でフローを簡単に共有したい!

という状態になってきたら、「テキストファイルを共有する」という方法では手間がかかります。

「もっと、スマートにフローを共有したい」と言う場合は、有償アカウントが必要となります。

詳しくは以下のURLをご参照ください。
>>MicrosoftPowerAutomateドキュメント:デスクトップフローを管理する

スケジュール実行ができない

毎朝7時から売上集計表を自動的に作成し、8時ちょうどに関係者にメール送信したい

といった要望がある場合は、毎日手動で実行するのはキツイ……。

だから、スケジュールを設定して自動実行したい!

こうなると、有償アカウントが必要となります。
>>Power Automate 価格
(「アテンド型 RPA のユーザーごとのプラン」以上が必要です)

実行結果を遠隔で確認できない

個人的にPower Automate for desktopを利用しているときは、フローの実行結果を管理する必要はありません。

でも、企業としてPower Automate for desktopを運用していくなら、

フローが想定通りに実行されているかどうかを遠隔で管理したい!

となってきます。

こういう場合は、有償アカウントが必要となります。

詳しくは以下のURLをご参照ください。
>> Microsoft Power Automateドキュメント:デスクトップフローの実行を監視する

Windows10より前の作業環境を自動化できない

Power Automate for desktopはWindows10と11でしか動作しません。

Power Automate for desktopを使いたい場合は、Window10以降のOSに変更してください。

もちろん、Macでも動きません。

まとめ

この記事では、Power Automate for desktopで「できること」と「できないこと」を書いてきました。

最初の方で、「Power Automate for desktopを使いこなすと、パソコンで行う操作はすべて自動化することができます」と書きましたが、なんとなくわかってもらえたんじゃないでしょうか。

Power Automate for desktopを使って、業務を自動化した例を次の記事でまとめているので、併せてお読みください。
>>Power Automate Desktopの活用事例7選

「Power Automate for desktopの使い方を覚えたら、仕事がすっごく楽になるんじゃないか?」と思えたなら、本を読むと次のステップに行けますよ。
>>Power Automate Desktopのおすすめの本5選

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