RPAの導入率は?

RPAの知識

RPAってどれくらい導入されているんだろう?って疑問に思いますよね。この記事ではRPAの導入率について掘り下げていきます。

さらに、「RPAの利用方法は?」「逆にRPAを導入しない理由は?」といった点についても掘り下げていきます。

それでは、ごゆっくりお読みください!

この記事を書いた人
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こさい
こさい

(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。開発から業務改善まで幅広く経験してきました
2) 複数の企業においてRPAのコンサルティングを行っています
3) RPA関連の書籍を5冊出版しています

  1. オープンソースで作る!RPAシステム開発入門
  2. 実務者のための失敗しないRPAシナリオ設計入門
  3. UiPath業務自動化最強レシピ
  4. WinActor業務自動化最強レシピ
  5. Power Automate for desktop業務自動化最強レシピ

2022年前期のRPAの導入率は約5割【日経コンピュータより】

日経コンピュータの調査したデータを転記します(図1)。

図1:あなたのお勤め先ではRPAをどの程度利用していますか
図1:あなたのお勤め先ではRPAをどの程度利用していますか(出典:日経コンピュータ2022.6.23 86ページ)

日経コンピュータ読者のうち3000人に電子メールで回答を依頼し、119人の有効回答を集計。調査期間は2022年3月30日~2022年4月18日。

めーたん
めーたん

よく見てみないとパッとは理解できないわ

もう少しおおざっぱにまとめたよ

こさい
こさい

僕なりにおおざっぱにまとめたのが図2です。導入しているか、していないかでわけてみました。

図2:あなたのお勤め先ではRPAをどの程度利用していますか
図2:あなたのお勤め先ではRPAをどの程度利用していますか
めーたん
めーたん

これでみると、RPAの導入率は約5割ね!

だいたいそうだね。

こさい
こさい

RPA導入済みは約半分。導入検討中・準備中を含めると約8割がRPAを使おうとしていることがわかりますね。

次はどういう利用の仕方をしているのか見ていこう!

RPA導入企業の利用方法は?

RPA導入済みの企業は、RPAをどのように利用しているのでしょうか。3位まで見ていきましょう!

1位:大量のデータの入力やチェック作業といったパソコンの繰り返し作業

2位:リポートの日次作成などこれまで忙しくてできなかったパソコン作業

3位:異なるシステム同士のデータ連携

こさい
こさい

1位の「大量のデータの入力やチェック作業といったパソコンの繰り返し作業」がダントツだったんだよ!

RPAに向いている業務については、次の記事でまとめているから参考にしてください。

だいたい思った通りだったな!

RPA担当者
RPA担当者
こさい
こさい

でも、逆にRPAを導入しない企業もあるね。

図2を見ると、約2割は導入に否定的のようです。その理由をみてみましょう。

RPAを導入しない理由は?

RPAを導入しない理由についても、日経コンピュータの記事内に書かれていたので、2つの要素にまとめてみました。

1. 費用対効果が得られないから

「学習コスト、運用コストがかかるが、自動化できる内容と件数から計算して人件費より高い」からという意見です。

めーたん
めーたん

規模が小さい会社だと見合わないのかな。

もう1つ、日経コンピュータの記事から読み取れた理由は次のものです。

2. 管理できない可能性があるから

「RPAの個人的な利用はメンテンナンスできなくなる

「プログラム開発できない現場での利用は、結局管理できなくなるのではないか」

という意見です。

RPA開発に失敗する理由については、次の記事で詳しく解説しているので、合わせてお読みください。

RPA担当者
RPA担当者

RPAは使い始めたら、ずっとメンテナンスしないといけないからね…

運用できる体制を作ることも大事だね

こさい
こさい

まとめ

約5割が導入済みという導入率から考えて、「RPAを導入する企業は、ほぼ導入し終わっているのではないか」という印象です。

約3割の「導入検討・準備中」の企業の中には導入しない企業も多くあるでしょうから、RPAの導入フェーズはほぼ終了でしょう。

今後は長い長い運用フェーズが続いていくことになります。

めーたん
めーたん

RPAの導入フェーズはほぼ終わった感じみたいね

RPAの利用方法の上位を見ると、「どうしても人手では難しい作業に集中して利用している」ということがわかります。

RPA担当者
RPA担当者

「RPAは人の代わり」というより、「人ができないこと」という利用方法だね!

僕のお客様の利用方法も分類すると、ほぼこの3つに集約されるよ

こさい
こさい

僕の経験では、2位の「リポートの日次作成などこれまで忙しくてできなかったパソコン作業」が1番多い。これはダントツですね。

1位の「大量のデータの入力やチェック作業といったパソコンの繰り返し作業」は効果的ではありますが、中小規模の企業内には、そのような仕事自体が少ないですね。

これが1位になるということは、おそらく日経コンピュータさんの調査対象の企業は大手が多いのでしょう。

こさい
こさい

RPAの課題も明確になってきたね

RPAの課題はやはり「費用対効果」ですね。

「RPAを管理できない」という課題も、「管理コストをかけると費用に見合わない」ということなので、結局は費用対効果の問題だといえます。

そもそも「システム開発ではコストがかかりすぎるからRPAでなんとかしよう」という案件が多いので、費用対効果は得にくいのが当たり前なんですが…。

といっても、「あまりに費用対効果が出ない」っていうのでは、たしかに厳しい目が向けられても仕方がないですね。

そこで、『いかに学習コストをかけずにRPAを学び定着化できるか』、そして『いかに運用コストを抑えるか』が大きな課題となってきます。この点については僕なりにかなり考えてきました。

まず、学習コストを抑えるには、「急がば回れ方式」しかありません。

RPA開発・RPA運用は結局ソフトウェア開発・運用です。

だから、プログラミングの基礎知識が必要です。まずプログラミング的思考をしっかりと身に付けましょう。

こさい
こさい

それから、専門家の活用も検討しましょう

また、僕のような外部の専門家にRPAが定着するまでサポートしてもらうという方法もあります。

一時的なコストはかかりますが、社内に専門家並みの知識と技術を持った人材を育てる時間とコストを抑えることができます。

とくに運用コストを抑えるには、システム運用の知識と経験がどうしても必要。これを非エンジニアの実務者だけでまかなっていくのは難しいのが現実ですね。

こさい
こさい

この記事がRPAを活用のヒントになれば幸いです!

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