Power Automate Desktop|ファイル名を変更する方法

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Power Automate for desktopを使ってファイル名を変更する方法を解説します。

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こさい
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(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。RPA開発および支援8年超
2) RPA関連の書籍を5冊出版。現在はGPT×PADの書籍を執筆中!
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ファイル名を変更する方法

ファイルの名前を変更するには[ファイルの名前を変更する]アクションを使用します。当アクションは[ファイル]グループの中に格納されています。

名前を変更する対象のファイルと名前の変更方法を指定します。名前の変更方法は7種類あるので、「[名前の変更の方法]には7種類ある」で解説します。

[名前の変更方法]で[新しい名前を設定する]を選択した場合、[新しいファイル名]を入力することになります。ファイルが存在する場合には「何もしない」か「上書きする」かを選択できます。

[生成された変数]には、名前を変更されたファイルのリストが格納されます。

[名前の変更の方法]には7種類ある

ファイルの名前を変更する方法は次の7種類が用意されています。

新しい名前を設定する:新しいファイル名を指定します。

テキストを追加する:現在のファイル名に追加するテキストを指定します。

テキストを削除する:現在のファイル名から削除するテキストを指定します。

テキストを置換する:現在のファイル名から置換するテキストを指定します。

拡張子を変更する:新しい拡張子を指定します。

日時を追加する:現在のファイル名に日時を表すテキストを指定します(後ほど作成するフローの中で使用しています)。

連番にする:ファイル名の前または後ろに付ける連番のルールを指定します。

複数のファイルをコピーして一括で名前を変更するフロー

めーたん
めーたん

2つのファイルをコピーして、一気に名前を変更してしまうフローです。
一緒に作っていきましょう!

準備しよう

STEP1 [店舗マスタ.xlsx]を配置する

ドキュメントフォルダーに「PAD」というフォルダーを作成し、さらに「Data」というフォルダーを作成してください。「ドキュメントフォルダー\PAD\Data」というフォルダー構成となります。その中に「店舗マスタ.xlsx」を保存してください。

[店舗マスタ.xlsx]は下のボタンをクリックすることでダウンロードできます。

“店舗マスタ.xlsx” をダウンロード

店舗マスタ.xlsx – 333 回のダウンロード – 10.29 KB

「ドキュメントフォルダー\PAD\Data\店舗マスタ.xlsx」と配置されていることを確認してください。

STEP2 [商品マスタ.xlsx]を配置する

[店舗マスタ.xlsx]と同じフォルダー(ドキュメントフォルダー\PAD\Data)に「商品マスタ.xlsx」を保存してください。

[商品マスタ.xlsx]は下のボタンをクリックすることでダウンロードできます。

“商品マスタ.xlsx” をダウンロード

商品マスタ.xlsx – 34 回のダウンロード – 10.64 KB

「ドキュメントフォルダー\PAD\Data\商品マスタ.xlsx」と配置されていることを確認してください。

めーたん
めーたん

これで準備は完了です。
フローを作っていきましょう!

フローを作成しよう

STEP1 [フォルダー内のファイルを取得]アクションを追加する

アクションペインで[フォルダー]アクショングループをクリックしてください。[フォルダー内のファイルを取得]アクションをワークスペースに追加してください。

このアクションについては「フォルダー内のファイルを取得する方法」で解説しています。

STEP2 [フォルダー内のファイルを取得]アクションを設定する

[フォルダー内のファイルを取得]ダイアログが表示されます。[フォルダー]の[フォルダーの選択]をクリックしてください

[フォルダーの参照」ダイアログが表示されます。[ドキュメント]⇒[PAD]⇒[Data]とクリックし、[OK]をクリックしてください

[フォルダー]にパスが入力されます。[ファイルフィルター]に「*.xlsx」と入力してください。[作成された変数]に[Files]と表示されていることを確認して、[保存]をクリックしてください

これで、「ドキュメントフォルダー\PAD\Data」内のエクセルファイルをすべて取得して、そのリストを変数[Files]に格納したことになります。

STEP3 [ファイルのコピー]アクションを追加する

アクションペインで[ファイル]アクショングループをクリックしてください。[ファイルのコピー]アクションを[フォルダー内のファイルを取得]アクションの後に追加してください

このアクションについては「ファイルをコピーする方法」で解説しています。

STEP4 [ファイルのコピー]アクションを設定する

[ファイルのコピー]ダイアログが表示されます。[コピーするファイル]の[変数の選択]をクリックしてください。選択可能な変数の一覧が表示されるので、[Files]をダブルクリックしてください

次に[宛先フォルダー]の[フォルダーの選択]をクリックしてください

[フォルダーの参照」ダイアログが表示されます。[デスクトップ]をクリックし、[OK]をクリックしてください

[宛先フォルダー]にパスが入力されます。[作成された変数]に[CopiedFiles]と表示されていることを確認して、[保存]をクリックしてください

これで、「ドキュメントフォルダー\PAD\Data」内のエクセルファイルをすべてデスクトップにコピーし、そのリストを変数[CopiedFiles]に格納したことになります。

めーたん
めーたん

あと少しです!

STEP5 [ファイルの名前を変更する]アクションを追加する

[ファイルの名前を変更する]アクションを[ファイルのコピー]アクションの後に追加してください。

STEP6 [ファイルの名前を変更する]アクションを設定する

[ファイルの名前を変更する]ダイアログが表示されます。[名前を変更するファイル]の[変数の選択]をクリックしてください。選択可能な変数の一覧が表示されるので、[CopiedFiles]をダブルクリックしてください

[名前の変更の方法]のドロップダウンリストをクリックしてください。選択項目の一覧が表示されるので、[日時を追加する]をクリックしてください

[追加する日時]や[区切り記号]といった日時を設定する項目が表示されるので、[区切り記号]のドロップダウンリストをクリックしてください。選択項目の一覧が表示されるので、[アンダースコア]をクリックしてください

[日時の形式]が「yyyyMMdd」になっていることを確認して、[保存]をクリックしてください

こさい
こさい

これでフローは完成です。以下のようになっていますか?

フローを実行しよう

フローを実行してください。フローが終了した後、デスクトップに2つのExcelドキュメントがコピーされていれば成功です。

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