Power Automate Desktop|ファイルをコピーする方法

Power Automate Desktop

Power Automate for desktopを使って、ファイルをコピーする方法を解説します。テキストファイルやExcelドキュメントなどをコピーする業務は数多く存在します(記事「Power Automate Desktopの活用事例7選」でも例を紹介しています。)。

定期的に手作業でファイルをコピーする業務を行っている場合は、このアクションを活用しましょう。

この記事を書いた人
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こさい
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(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。開発から業務改善まで幅広く経験してきました
2) 複数の企業においてRPAのコンサルティングを行っています
3) RPA関連の書籍を5冊出版しています

  1. オープンソースで作る!RPAシステム開発入門
  2. 実務者のための失敗しないRPAシナリオ設計入門
  3. UiPath業務自動化最強レシピ
  4. WinActor業務自動化最強レシピ
  5. Power Automate for desktop業務自動化最強レシピ

現在はChatGPTとPower Automate for desktopの書籍を執筆中!

ファイルをコピーする方法

ファイルをコピーするアクション

ファイルをコピーするアクションは[ファイルのコピー]アクションです。[ファイル]グループの中に格納されています。

コピー元のファイルとコピー先のフォルダーを指定します。ファイルが存在する場合には「何もしない」か「上書きする」かを選択できます。

ファイルを単独でコピーすることもできますが、[フォルダー内のファイルを取得]アクションと組み合わせて、複数のファイルを一度にコピーすることもできます。コピーされたファイルは変数[CopiedFiles]の中に格納されるので、後のフローで、この変数を操作することができます。

こさい
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それでは、実際に動かして使い方を身に付けましょう!

テキストファイルをコピーするフローを作ってみよう

デスクトップでテキストファイルをコピーするフローを作ってみましょう。最初に準備をしてください。

準備しよう

STEP1 デスクトップ上にテキストファイルを作成する

デスクトップ画面上で右クリックしてください。メニューが表示されるので、[新規作成]をクリックしてください。さらにメニューが表示されるので、[テキスト ドキュメント]をクリックしてください

ファイルが作成されて、ファイル名が変更できる状態になるので、「あいさつ」と入力してEnterキーを押してください。[あいさつ.txt]が作成されます。

STEP2 デスクトップ上にフォルダーを作成する

デスクトップ画面上で右クリックしてください。メニューが表示されるので、[新規作成]をクリックしてください。さらにメニューが表示されるので、[フォルダー]をクリックしてください

フォルダーが作成されて、フォルダー名が変更できる状態になりますが、そのままEnterキーを押してください。[新しいフォルダー]が作成されます。

こさい
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これで準備は完了です。次にフローを作成しましょう!

フローを作成しよう

STEP1 [ファイルのコピー]アクションを追加する

アクションペインで[ファイル]をクリックしてください。[ファイルのコピー]アクションをワークスペースに追加してください

STEP2 [ファイルのコピー]アクションを設定する

ダイアログが表示されるので、[コピーするファイル]に「あいさつ.txt」のパスを入力してください。テキストボックスの右側にある[ファイルの選択]アイコンから選択すると簡単です。次に[宛先フォルダー]の[フォルダーの選択]アイコンをクリックしてください

[フォルダーの参照]ダイアログが表示されるので、デスクトップをクリックしてください。「準備しよう」で作成した「新しいフォルダー」をクリックして、[OK]をクリックしてください

[コピーするファイル]と[宛先フォルダー]に正しくパスが入力されていることを確認してください。[ファイルが存在する場合]は「何もしない」のままでかまいません。

[保存]をクリックしてください

こさい
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これでフローの作成は終了です!

フローを実行しよう

それでは、フローデザイナーの[実行]をクリックして、フローを実行してください。

フローはすぐに終了します。[新しいフォルダー]をダブルクリックしてください❶。エクスプローラーが開くので、内容を確認すると[あいさつ.txt]がコピーされていることがわかります。

これで、ファイルをコピーする方法についての解説を終わります。