Power Automate Desktop|制御フローの基本を理解しよう

Power Automate for desktopの制御フローについて解説します。

こんにちは。完全自動化研究所のこさいです。「制御フロー」は、複雑な業務に柔軟に対応するために必要な知識です。Power Automate for desktopを使いこなすために、必ず理解しましょう!それでは、どうぞ!

この記事を書いた人
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(株)完全自動化研究所・代表取締役社長の小佐井(こさい)
1974年生まれ福岡県出身。中学の頃プログラミングを独習し、みんなが自由で豊かに暮らす未来を確信していました。2000年からプログラマーとして現場でIT技術を身に付け、情シスに転職。多くの人がPCに時間を奪われている現状はナンセンスだと感じていました。
RPAを知り、子供の頃の理想を実現できると感じ、2017年に(株)完全自動化研究所設立。「自動化で人に自由に」の実現のためRPAによる業務自動化の書籍を6冊上梓しています。ご質問・お仕事のご依頼はこちら

制御フローの基本を理解しよう

プログラミングの基本となる制御フローは3つがあります。「順次処理」「反復処理」「条件分岐」です。

1) 順次処理

順次処理は「命令を順番に実行する」ということですので、Power Automate for desktopでは、フロー内のアクションが上から順番に実行されるということを示しています。

2) 反復(ループ)処理

「反復処理」は条件を満たすまで一連の動きを繰り返し実行します。「繰り返し処理」という呼び方もします。Power Automate for Desktopでは「反復」を「ループ」と呼んでいるので、今後は「ループ処理」と呼びます。

ループ処理を実現するアクションは複数存在します。[ループ]アクショングループには[Loop]アクション、[For each]アクション、[ループ条件]アクションがあります。

[Loop]アクションと[For each]アクションについては次の記事で解説しています。2つのアクションの違いについても解説しています。

[ループ条件]アクションについては次の記事で解説しています。

3) 条件分岐

「条件分岐」は条件によって実行する命令が複数に分岐する制御フローです。[条件]アクショングループの[If]アクションを使用します。次の記事で解説しています。

まとめ

プログラミングの基礎を成す「制御フロー」は実はたった3つしかないことがわかりますね。このことがわかれば、プログラミングがグッと簡単に感じることができるのではないでしょうか?

事実、すべてのプログラムは3つの制御フローと変数を組み合わせたものだと言えるでしょう。まず、プログラミングの基礎を理解してから、いろいろなプログラムを体感することで、プログラミングが自然と身に付くでしょう!それでは、また!