Power Automate Desktop|SMTPサーバーでメールを送信する方法

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メール送信を自動化したいけど、どうすればいいの?

という疑問に答えるため、Power Automate for desktopを使って、メール送信する方法を解説します。個人用Microsoftアカウントを取得すると無料で使えるOutlook.comを使用します。

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こさい
こさい

(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。RPA開発および支援8年超
2) RPA関連の書籍を5冊出版。現在はGPT×PADの書籍を執筆中!
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SMTPサーバーでメールを送信する方法

メールを送信するためには[メールの送信]アクションを使用します。[メールの送信]アクションは[メール]アクショングループ内に格納されています。SMTPサーバーを設定を行うことで、メール送信が可能になります。

めーたん
めーたん

ちょっとよくわかんない…。

実際にフローを作成しながら、アクションの設定についても解説するから頑張ってみて!

こさい
こさい

フローを作成してみよう

STEP1 [メールの送信]アクションを追加する

アクションペインの[メール]アクショングループをクリックし、[メールの送信]アクションをワークスペースに追加してください

STEP2 [SMTPサーバー]の設定を行う

[メールの送信]ダイアログが表示されます。[SMTPサーバー]に「smtp.office365.com」と入力してください

MEMO:SMTPサーバーとは

SMTPサーバーとは「Simple Mail Transfer Protocol」の頭文字をとったもので、メール送信を行うサーバーのことです。SMTPサーバーの設定情報はメールサービスを提供している企業のサイトに載っていることが多いです。会社で管理しているメールサービスの設定は、システムの管理者に問い合わせてください。

[サーバーポート]に「587」と入力してください。[SSLを有効にする]を[有効]にしてください

[SMTPサーバーには認証が必要]を[有効]にしてください。[ユーザー名]と[パスワード]の項目が表示されます。[ユーザー名]に個人用Microsoftアカウントを入力し、[パスワード]に個人用Microsoftアカウントのパスワードを入力してください

STEP3 送信するメールの情報入力を行う

[全般]をクリックして、[送信元]にMicrosoftアカウントを入力してください。[送信先]にテスト用のメールアドレスを入力してください

[件名]を入力して、[本文]を入力してください。以下のテキストをコピーして作成してみてください。

株式会社完全自動化研究所
〇〇様

この度はお問合せいただき、まことにありがとうございます。
2営業日以内に担当者よりご連絡させていただきます。

=========================
テスト 太郎
taro.test@outlook.jp
=========================

※本メールはPower Automate for desktopから自動送信しております。

できたら、[保存]をクリックしてください

こさい
こさい

これで完成!

フローを実行してみよう

めーたん
めーたん

できたから、さっそく動かそう!

フローを実行してください。正しく設定できていれば数秒でフローは正常終了します。エラーが発生した場合は、[メールの送信]アクション内のSMTPサーバーの設定に誤りがある場合が多いので、大文字/小文字、ピリオド(.)の位置、パスワードなどをよく確認しましょう。

フローが無事に終了したらメールが送信できたかを確認しましょう。

こさい
こさい

Outlook.comを確認する方法を解説します。

メール受信を確認しよう

STEP1 Outlook.comのWebページを開いて[サインイン]をクリックする

Outlook.comのURLは「https://outlook.com/」です。[サインイン]画面が表示されるので、Microsoftアカウントのユーザー名とパスワードを入力してサインインしてください。

STEP2 [メールの送信]アクションで送信されたメールを確認する

Outlook.comの画面が表示されたら、[送信済みアイテム]をクリックして、[メールの送信]アクションで送信されたメールを探して、クリックしてください。メールの本文をよく見て、正しく送信されていることを確認しましょう。

MEMO:メール送信の自動化は慎重に!

メールは送信してしまうと取り消しはできないので、メール送信を自動化する際は特に、慎重にテストしましょう。必ず、テスト用のメール受信アドレスに対してテストメールを送信して、誤字脱字、添付ファイルの間違いなどの問題がないことを確認しましょう。

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