Excelファイルを一定行数で分割|Power Automate for desktop

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めーたん
めーたん

複数行のデータが入ったExcelファイルを
10件ずつに分割してCSVで保存したいんですけど…

何に使うんだい?

こさい
こさい
めーたん
めーたん

システムに10件ずつしか取り込めないのよ…

それでファイルを10行毎に分割してるのか!
PADで自動化できるよ!

こさい
こさい
この記事を書いた人
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こさい
こさい

(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。RPA開発および支援8年超
2) RPA関連の書籍を5冊出版。現在はGPT×PADの書籍を執筆中!
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Excelファイルを一定行数で分割するフロー

例えば、以下のように33行のデータが入ったExcelファイル「分割元ファイル.xlsx」があるとします(図1)。

図1:分割元ファイル.xlsxの中身

Power Automate for desktopのフローを実行すると、ユーザー設定画面が表示されます。この画面で、分割対象となるExcelファイルを選択します(図2❶)。この場合「分割元ファイル.xlsx」ですね。

図2:ユーザー設定画面-1

次に、[ヘッダー項目がある]にチェックを入れたままとします(図3❶)。「分割元ファイル.xlsx」の1行目にヘッダー項目があるからです。

[分割行数]を「10」のままとし(図3❷)、[分割後ファイル名]も「Separate」のままとします(図3❸)。[分割行数]は変更することによって、1ファイルに書き出す行数を変更できます。[分割後ファイル名]も任意に変更できます。「Separate」とすると、「Separate_1.csv」「Separate_2.csv」…というようにファイルが作成されます。

最後に[ヘッダー項目を書き出す]にチェックを入れます(図3❹)。これにより、分割後に作成されるCSVファイルの1行目にヘッダーが入力されます。すべての設定が完了したら、[Ok]をクリックします。

図3:ユーザー設定画面-2

[Ok]押下により、ファイルの分割が実行され、[分割対象Excelファイル選択]で選択したExcelファイルと同フォルダー内に分割後CSVファイルが生成されます(図4)。この例では、「分割元ファイル.xlsx」には33行のデータがあったので、4ファイルに分割されています。


図4:生成された分割後のファイル

「Separate_1.csv」を開くと、ヘッダーが1行目にあり、データが10行格納されていますね(図5)。

図5:Separate_1.csvの中身

「Separate_4.csv」を開くと、ヘッダーが1行目にあり、データが3行格納されています(図6)。正しく分割されていることが確認できました。

図6:Separate_4.csvの中身

ちなみに、ヘッダーを出力しないと、図7のようにデータだけのCSVファイルが生成できます。


図7:生成された分割後のファイルの中身(ヘッダーなし)
めーたん
めーたん

思った通りのデータができた!

使い方とか他のパターンとかを動画にしているよ!

こさい
こさい
めーたん
めーたん

動作はわかったけど、フローはどうなっているの?

下のボタンからフローの販売ページに飛べるよ。
ダウンロードして使ってみて!

こさい
こさい

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