UiPathを使うことになったので、本で読んで、知識を身に付けたい。どんな本を買ったらいいのか?適当に買って失敗したくないし。
といった人に向けて、UiPathが使えるようになるために役立つおすすめの本を4冊ご紹介します。
- できるUiPath 実践RPA
- できるUiPath StudioX はじめての業務RPA
- 開発 実践入門 ver2021.10対応
- UiPath業務自動化最強レシピ
ちなみに最後の「UiPath業務自動化最強レシピ」は僕の書いた本です(笑)。
僕の書いた本なので当然おすすめします!
でも、本によって対象となる人は違うので、自分に合った一冊をゲットしていただければいいな、と思って記事を書きました。
読んでみて、参考にしてください。
それではどうぞ!
できるUiPath 実践RPA
できるUiPath 実践RPA (できるシリーズ)
著者:清水理史|2019/2/7 株式会社インプレス
初心者の人に大人気の「できるシリーズ」。
僕がUiPath関連で最初に買った本です。
全ページがフルカラーの図表でとにかくわかりやすいですね。
3年以上前の出版なので、対象にしているUiPathのバージョンがかなり古いですが、基本的な内容が中心なので、いまでも参考になります。
テクニックが「レッスン」という形でまとめられており、ステップバイステップでワークフローを作りながら学んでいくことができます。
Excelやメール送信、Webアプリの操作など、業務の自動化に必要な基本的な処理が載っているので、初心者の人には十分な内容です。
「勉強する」というよりは「楽しみながら、業務に役立つ基本的なワークフローを作ってみたい」というスタイルの人におすすめです。
>> できるUiPath 実践RPA (できるシリーズ)
できるUiPath StudioX はじめての業務RPA
できるUiPath StudioX はじめての業務RPA
著者:清水理史|2021/2/5 株式会社インプレス
「できるシリーズ」のUiPath StudioX版です。
内容は「できるUiPath Studio」と同様にテクニックが「レッスン」という形でまとめられており、ステップバイステップでワークフローを作りながら学んでいくことができます。
「UiPath Studioは難しそうだけど、自動化したい」という人はStudioXからはじめるのはアリでしょう。
僕は「どうせなら難しい方のUiPath Studioを勉強した方が、後々楽になるでしょう」という派なんですが、最近はUiPath Studioの方がStudioXに寄っていっています。
今後UiPath Studioを使うことになったとしても「StudioXの勉強が無駄になる」ということはなくなってきましたね。
>>できるUiPath StudioX はじめての業務RPA
公式ガイド UiPathワークフロー開発 実践入門 ver2021.10対応
公式ガイド UiPathワークフロー開発 実践入門 ver2021.10対応
著者:津田 義史|2022/2/22 秀和システム
使用環境:UiPath 2021.10
使用しているUiPathのバージョンが「2021.10」と新しいのがうれしいです。
704ページとおそろしいボリュームになっているので、個人向けというより、会社で購入するケース向けかも。1冊置いておいて、みんなで読むといいですね。
僕が「いい!」と思ったのは、初心者向けの本とは違い「プログラミングの基礎」をしっかりと押さえているところ。
「RPAによる自動化プロセスはプログラムです。プログラミングの基礎知識が不十分ですと、いきあたりばったりでなかなかうまく開発できません。」
という言葉が本の最初に載っています。
初心者には厳しい言葉だと思いますが、僕も同じ意見なので「わが意を得たり」という感じではあります!
「ワークフローの設計」「制御構造」「変数の基礎」「基本的な型」「デバッグの技術」といった必要な知識をしっかりと網羅しているので、UiPath開発を本職とする人、RPA開発部署に配属されて勉強しなくてはいけない人(というより部署)におすすめです。
>>公式ガイド UiPathワークフロー開発 実践入門 ver2021.10対応
UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ
UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ
著者:株式会社完全自動化研究所 小佐井宏之|2020/5/25 株式会社翔泳社
使用環境:UiPath 2019.10.4
これは僕の著書です!
UiPath Studioの使用方法というより、『業務をいかに自動化するか、そのためにどのようにUiPathを利用すればいいか』にフォーカスした本です。全編が事例集といっていいでしょうね。サンプルフローも豊富なので、すぐに業務に活かせるのが特徴です。
僕自身がバリバリの開発者というより、「ITを使った業務改善」で長年やってきた人間なので、具体的な業務イメージと、それに対する『UiPathの使い方』を載せています。
『デスクトップ業務』『Excelを使う業務』『ブラウザーを使う業務』『メールを使う業務』『PDFを使う業務』などのチャプターが設けられており、自動化する業務の種別から逆引きでワークフローを探すことができるようになっています。
いくつもの会社のUiPath開発をサポートしてきましたが、いまだにこの本に載せたパターン以外の業務に出会ったことはないので、この1冊を理解すれば、ほとんどの会社で通用するんじゃないかな、と思いますよ。
また、「デバッグ」「エラー処理」「ワークフローの再利用」など実践に必要な内容もふんだんに書いているのも特徴です。ここら辺をおろそかにしたら、運用につまづいて、長く使うことができないですから。
『UiPathの基礎的な使い方はわかったものの、会社の業務の自動化につまづいている』といった人や『将来的にRPAエンジニアになりたい。転職したい。独立したい』という技術方面の人におすすめです。
>>UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ
まとめ
この記事では、UiPathを使うために役立つおすすめの本を4冊ご紹介しました。
もっとたくさんUiPath本は出版されているのですが、僕がおすすめする本だけに厳選しました。
それぞれの本に特徴があって、対象となる読者のタイプが異なるので、この記事を参考にして、自分に合う本を選んでください。
もう一度、読者タイプをまとめておきますね。
書籍名 | おすすめの読者タイプ |
---|---|
できるUiPath 実践RPA | 楽しみながら身に付けたい初心者 |
できるUiPath StudioX はじめての業務RPA | StudioXを始めたい初心者 |
公式ガイド UiPathワークフロー開発 実践入門 ver2021.10対応 | 基本から実践まで1冊でしっかり押さえたい |
UiPath業務自動化最強レシピ | 本格的に業務自動化に取り組みたい、RPAエンジニアになりたい |
「本を読む前にもっとUiPathについて情報収集したい」という人は、次のページも是非お読みください。
>>UiPathに関する記事の一覧