UiPath|おすすめの本4選

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めーたん
めーたん

UiPathを使うことになったので、本で読んで、知識を身に付けたい。どんな本を買ったらいいのか?適当に買って失敗したくないし。

といった人に向けて、UiPathが使えるようになるために役立つおすすめの本を4冊ご紹介します。

  • できるUiPath 実践RPA
  • できるUiPath StudioX はじめての業務RPA
  • 開発 実践入門 ver2021.10対応
  • UiPath業務自動化最強レシピ

ちなみに最後の「UiPath業務自動化最強レシピ」は僕の書いた本です(笑)。
僕の書いた本なので当然おすすめします!

でも、本によって対象となる人は違うので、自分に合った一冊をゲットしていただければいいな、と思って記事を書きました。

読んでみて、参考にしてください。
それではどうぞ!

この記事を書いた人
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こさい
こさい

(株)完全自動化研究所代表のこさいです。

1) エンジニア歴25年超。開発から業務改善まで幅広く経験してきました
2) 複数の企業においてRPAのコンサルティングを行っています
3) RPA関連の書籍を5冊出版しています

  1. オープンソースで作る!RPAシステム開発入門
  2. 実務者のための失敗しないRPAシナリオ設計入門
  3. UiPath業務自動化最強レシピ
  4. WinActor業務自動化最強レシピ
  5. Power Automate for desktop業務自動化最強レシピ

現在はChatGPTとPower Automate for desktopの書籍を執筆中!

できるUiPath 実践RPA

できるUiPath 実践RPA (できるシリーズ) 
著者:清水理史|2019/2/7 株式会社インプレス

初心者の人に大人気の「できるシリーズ」。
僕がUiPath関連で最初に買った本です。

全ページがフルカラーの図表でとにかくわかりやすいですね。

3年以上前の出版なので、対象にしているUiPathのバージョンがかなり古いですが、基本的な内容が中心なので、いまでも参考になります。

テクニックが「レッスン」という形でまとめられており、ステップバイステップでワークフローを作りながら学んでいくことができます。

Excelやメール送信、Webアプリの操作など、業務の自動化に必要な基本的な処理が載っているので、初心者の人には十分な内容です。

「勉強する」というよりは「楽しみながら、業務に役立つ基本的なワークフローを作ってみたい」というスタイルの人におすすめです。
>> できるUiPath 実践RPA (できるシリーズ) 

できるUiPath StudioX はじめての業務RPA

できるUiPath StudioX はじめての業務RPA
著者:清水理史|2021/2/5 株式会社インプレス

「できるシリーズ」のUiPath StudioX版です。

「UiPath StudioX」は現場のビジネスユーザー向けに提供された製品です。UiPath StudioがRPA開発者向けで少し難しいということで、よりシンプルなインターフェースとなっています。

内容は「できるUiPath Studio」と同様にテクニックが「レッスン」という形でまとめられており、ステップバイステップでワークフローを作りながら学んでいくことができます。

「UiPath Studioは難しそうだけど、自動化したい」という人はStudioXからはじめるのはアリでしょう。

僕は「どうせなら難しい方のUiPath Studioを勉強した方が、後々楽になるでしょう」という派なんですが、最近はUiPath Studioの方がStudioXに寄っていっています。

今後UiPath Studioを使うことになったとしても「StudioXの勉強が無駄になる」ということはなくなってきましたね。
>>できるUiPath StudioX はじめての業務RPA

公式ガイド UiPathワークフロー開発 実践入門 ver2021.10対応

公式ガイド UiPathワークフロー開発 実践入門 ver2021.10対応
著者:津田 義史|2022/2/22 秀和システム 
使用環境:UiPath 2021.10

使用しているUiPathのバージョンが「2021.10」と新しいのがうれしいです。

704ページとおそろしいボリュームになっているので、個人向けというより、会社で購入するケース向けかも。1冊置いておいて、みんなで読むといいですね。

僕が「いい!」と思ったのは、初心者向けの本とは違い「プログラミングの基礎」をしっかりと押さえているところ。

「RPAによる自動化プロセスはプログラムです。プログラミングの基礎知識が不十分ですと、いきあたりばったりでなかなかうまく開発できません。」

という言葉が本の最初に載っています。

初心者には厳しい言葉だと思いますが、僕も同じ意見なので「わが意を得たり」という感じではあります!

「ワークフローの設計」「制御構造」「変数の基礎」「基本的な型」「デバッグの技術」といった必要な知識をしっかりと網羅しているので、UiPath開発を本職とする人、RPA開発部署に配属されて勉強しなくてはいけない人(というより部署)におすすめです。
>>公式ガイド UiPathワークフロー開発 実践入門 ver2021.10対応

UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ

UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ
著者:株式会社完全自動化研究所 小佐井宏之|2020/5/25 株式会社翔泳社
使用環境:UiPath 2019.10.4

これは僕の著書です!

UiPath Studioの使用方法というより、『業務をいかに自動化するか、そのためにどのようにUiPathを利用すればいいか』にフォーカスした本です。全編が事例集といっていいでしょうね。サンプルフローも豊富なので、すぐに業務に活かせるのが特徴です。

僕自身がバリバリの開発者というより、「ITを使った業務改善」で長年やってきた人間なので、具体的な業務イメージと、それに対する『UiPathの使い方』を載せています。

『デスクトップ業務』『Excelを使う業務』『ブラウザーを使う業務』『メールを使う業務』『PDFを使う業務』などのチャプターが設けられており、自動化する業務の種別から逆引きでワークフローを探すことができるようになっています。

いくつもの会社のUiPath開発をサポートしてきましたが、いまだにこの本に載せたパターン以外の業務に出会ったことはないので、この1冊を理解すれば、ほとんどの会社で通用するんじゃないかな、と思いますよ。

また、「デバッグ」「エラー処理」「ワークフローの再利用」など実践に必要な内容もふんだんに書いているのも特徴です。ここら辺をおろそかにしたら、運用につまづいて、長く使うことができないですから。

『UiPathの基礎的な使い方はわかったものの、会社の業務の自動化につまづいている』といった人や『将来的にRPAエンジニアになりたい。転職したい。独立したい』という技術方面の人におすすめです。
>>UiPath業務自動化最強レシピ RPAツールによる自動化&効率化ノウハウ

まとめ

この記事では、UiPathを使うために役立つおすすめの本を4冊ご紹介しました。
もっとたくさんUiPath本は出版されているのですが、僕がおすすめする本だけに厳選しました。

それぞれの本に特徴があって、対象となる読者のタイプが異なるので、この記事を参考にして、自分に合う本を選んでください。

もう一度、読者タイプをまとめておきますね。

書籍名おすすめの読者タイプ
できるUiPath 実践RPA楽しみながら身に付けたい初心者
できるUiPath StudioX はじめての業務RPAStudioXを始めたい初心者
公式ガイド UiPathワークフロー開発 実践入門 ver2021.10対応基本から実践まで1冊でしっかり押さえたい
UiPath業務自動化最強レシピ本格的に業務自動化に取り組みたい、RPAエンジニアになりたい
書籍別のおすすめ読者タイプ

「本を読む前にもっとUiPathについて情報収集したい」という人は、次のページも是非お読みください。
>>UiPathに関する記事の一覧